シンガポール3日目の朝、残念ながら今日はインドネシアへ帰る日。色々ハプニングはあったものの、やはりシンガポールは良かった。インドネシアに戻るのは憂鬱である。7時にタクシーを呼んで、一路、チャンギ空港へ移動。海岸線沿いのトロピカルな道はガラガラで、あっという間に空港到着。
出国手続き後、第3ターミナルをふらふらとひと巡りするが、特に買いたいものも見当たらない。ふとスコッチウィスキーでも買っていこうかと思ったが、どうせすぐに呑み終わってしまうだろうし、アルコールに飢える境遇に身を置いてみるのも悪くないと、あえて買うのは止めた。
シンガポール10時丁度発のGA825便に乗る。機材はいつものボーイング737-800。2時間弱の飛行時間だけれども、ちゃんと朝食のようなブランチのような食事が出る。出てきたシロモノは、キャビン・アテンダントは「ナシゴレンです」と云っていたが、見た目も食べてみても、明らかにこれは「ビリヤニ」としか思えない。しかも、かなり美味い。
いままで「ビリヤニ」が出そうなエア・インディアとか、ましてやパキスタン国際航空なんて乗ったことがなかったので、機内食で「ビリヤニ」を喰った経験が無い。マレーシアにもインド系が数パーセントいるので、マレーシア航空での「ビリヤニ」があるのかも知れないが、見たことも無い。
このガルーダ・インドネシア航空の「ビリヤニ」が、機内食の世界でどのくらい評価されているのか判らない。しかし小生が知る限り、ガルーダ・インドネシア航空の機内食としては、この「ビリヤニ」が今までで一番美味いと断言できる。
でも何故、インドネシアで「ビリヤニ」なのだろうか?と思って、そのあと調べてみたら、似たような料理で「ナシ・ケブリ」というものが存在すると知った。とすると、あれは「ビリヤニ」ではなかったのか?意外に、インド料理はインドネシア料理と近いのかも知れない。もっとじっくり調べてみたい。

DSC_0052