仕事中だが所用があり、銀座へ行くことになった。時間は特に拘束されなかったので、昼を挟んで往復することし、昼食は銀座でとることにした。平日の銀座は久しぶり、行きの電車の中で何処へ入ろうかとあれこれ悩む。
悩んだ結果は、やっぱり蕎麦屋。それでもせっかくのチャンスなので、ずっと入ってみたかった「泰明庵」を覗いてみることにした。昼にはちょっと早い11時45分頃に到着。問題なく入れ、花番に何処でもどうぞと云われる。
結構、一人客でも四人掛テーブルに座っているので、そいじゃ小生もそうするかと、入り口目の前の四人テーブルを占拠することにした。案の定、花番は何にも云わない。今日は陽気が良くて朝から暑い。汗を拭き吹き着席。すっかり喉が渇いた。でも、まだこれから仕事が残っているので、こころを鬼にしてビールは我慢。蕎麦は「もり」が基本だが、ビールを我慢した分だけちょっと奢ってやれと、「鴨せいろ」(1,150円)を注文。
小生の後からも、次々に客はやってくるが、空いているテーブル席に座ったり、二階へ上がったりと、相席を求められることもないまま、鴨せいろがやってきた。鴨汁の香りはいい感じだ。塩味はやや濃い目だが、江戸前は普通こんなもの。
しかし、蕎麦は意外にもコシはいまひとつで、のど越しもかなり弱い。有名な店だが、蕎麦そのものが有名なわけではなさそうである。鴨汁はたっぷりあったが、すべて蕎麦湯で割って飲み干した。大変美味。この店は、蕎麦そのものよりも酒の肴が豊富。是が非でも次回は、夜に来てみようかと思う。

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