久しぶりに軽井沢には宿泊せず、立ち寄りで行ってみた。「プリンス・アウトレット」をぶらぶらしたあと、ランチは「軽井沢千住博美術館」のちょっと先。軽井沢は林に覆われたイメージが強いが、中軽井沢の更に南側はそうでもない。そんな一角にカミさんが見つけてきた店「TOEDA」があった。
外観はモダンな住居に見えなくもない。実際、入ると応接間に通される雰囲気。テーブルは6つほどあるようだが、我々のテーブル以外は既に埋まっていた。先客は女性同士かカップル。やっぱりフレンチってそういうところだ。
ランチは6,000円のプランのみで、アラカルトは無い。ドライバーのカミさんには申し訳ないが、先ず生ビールで喉を潤す。カミさんはノンアルビールを「美味くない」と云いつつ呑む。ビールのあとはまた恐縮しつつワインをグラスで。カミさんはノンアルワイン。強いて云えば、甘味が少なく酸味が強いぶどうジュースという感じで、まことに申し訳ない。
前菜からスイーツまで全7品。それらが淀みなく出てくる。くどくど説明は不要。とにかくどれもこれも、目で美味いし、舌でも美味い。さいころのようなパンだって美味いのでつい、あっという間に喰ってしまった。このシェフ、かなりヤルと感じる。
途中、「軽井沢産野菜/信州産キノコ」が出てくる前。女性給仕係(もしかしてシェフの奥方?)がスプーンを一瞬右に置こうとしたが、途中でやめて左側に置いた。小生が左利きであることを、どこかで判ったらしい。スプーンを左に置いてくれた店は間違いなくここが初めて、この齢になって生まれて初めての瞬間だった。
これだけで、この店がすっかり気に入ってしまった。ことほど左様にホスピタリティーは重要な要素である。軽井沢のレストランは、クオリティが高い店が多いが、ここには完全にしてやられた。またディナーに来なくてはならないと思う。

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