2018年明け最初の登山は、長野まで足を延ばして飯縄山に登ることにした。新幹線と路線バスを乗り継いで、10時過ぎには宿の送迎車に乗って戸隠スキー場へ。「有るモノは使う」主義である我々は、リフトを2つ乗り継いで瑪瑙山まで労せずに到着。
早速スノーシューを履いてスタートしたが、歩き始めて数歩のうちに、小生のマイ・スノーシューのベルトが切断。このMSRライトニング・アッセントは11年前に購入したもの。まあ、プラスチックとしては妥当な寿命なのだろう。しかしこうなるともう、にっちもさっちもいかない。
この先、トレースはあるものの雪はたっぷり深く、つぼ足では忽ち腿まで潜る。途方に暮れていると、スノーシューやらワカンを履いた男女数人のパーティーが現れ、瑪瑙山と飯縄山との鞍部まで行って引き返して来たとのこと。ってことはその先は当然、トレース無し。それでもう諦めが付いた、明日、出直そう。スキー場のゲレンデをへこへこ歩いて下る。そのうちに、もう片足のスノーシューのベルトも切れた。ゲレンデが多少圧雪されているとは云え、両足つぼ足では結構大変だ。大穴をあけながら何とか麓のロッジまで下ることができた。
気が付けばもう昼を過ぎている。折角、戸隠に来たのでやっぱり蕎麦を手繰らない訳にはいかない。試しに有名な「うずら家」を覗いてみると、それなりに客が入っている。しかし店員曰く、なんとかしますと。案内してくれた店員に限らず、皆、接客がとても丁寧である。
我々は、2階の小上がりの一番奥に通される。腰を落ち着けたら先ずはビール(大瓶780円)で憂さ晴らし。ここの日本酒はすべて信州産。天墜(信濃錦の特別純米)やら佐久の花などをいただく。つまみは、山の幸の盛り合わせ(850円)、岩魚の焼き枯らし(700円)、きのこいろいろ天ぷら盛り合わせ(950円)を注文した。
山の幸の盛り合わせはどれも美味かったが、女子連には、鞍掛豆のひたし豆が大層人気だった。小生にとっても甘くない煮豆は望むところだ。個人的には、岩魚の焼き枯らしが気に入った。今まで、「焼き枯らし」なんて調理法に出会ったことがあっただろうか。身がとても柔らかいので、焼いたようには感じられない。
締めの蕎麦は極細ながら、しこしこ、つるつるで絶品。ここ「うずら家」は、接客佳し、酒佳し、つまみ佳し、蕎麦佳しの、四拍子揃った名店であると、良く判った。

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