オラッチェからタクシーで熱海駅まで戻る。熱海駅前は、かなりの人出で、土産物通りを見れば、かつての賑わいを取り戻しつつあるようだ。宿泊客数は、2011年から右肩上がりに伸び続けているとのこと。V字回復の理由は今一つ判り難い。熱海の観光資源として挙げられるのは、温泉、海、山、魚料理、首都圏からの近さの5つだそうだが、それだけではピンと来ない。今まで本気じゃなかったのかも知れない。
駅から今宵のホテルまでは10分程度。伊藤園グループの送迎巡回バスもあるが、待ち行列が出来ているし、歩くとする。商店街をそぞろ歩きしているうちに、気になる店を見つけた。「Imbiss熱海」という名前の店は、パッと見、デリカテッセンの様だったが、どうやら店の中で食べたり呑んだり出来そう。
調べてみると、"imbiss"とは、ドイツ語で「屋台」。つまり軽食スタンドで、その名の通りここではソーセージが食べられるし、ドイツビールも呑める。これは、寄らない手は無いと、寄り道を宣言。女子連は、近くのケーキ屋で物色した後にこの店で合流。
ショーケースの中を覗くと、うまそうなソーセージが並んでいる。早速、焼きソーセージ4種(1,150円)を注文。ビールも色々あるが、エルディンガー ヴァイス ビア(800円)にしよう。ドイツで最もポピュラーなビールであるが、意外にもホップは控えめでまろやかである。
焼き上がったソーセージは、香り高く食欲をそそる。味も、これぞソーセージと云う感じで、実に美味い。よく見るとこの店で作っているのではなく、函南にある"Grimm"という名のハムハウスの製品とのこと。函南だったらさっきまでいた「オラッチェ」のそばだ。せっかく近くまで行ったのに、惜しいことをした。

DSC06524

DSC06525

DSC06532

DSC06531

DSC06526

DSC06527

DSC06528

DSC06529

DSC06530

Imbiss熱海のHP: こちら