またヒューストンでの買い物帰りにランチをすることになった。同行者(兼ドライバー)が、「中華が良いか、シーフードが良いか」と聞くので、「シーフード」と答える。「シーフード」のカテゴリーには、中華料理も入りそうな気もするがと素朴な疑問を呈すれば、実は中華料理にシーフードというのは余り一般的ではない、と聞いて、なるほどそうかと気が付く。たしかに中華料理で使う魚介類は、たいてい淡水系だ。何かの本か、ネットで見たのか定かではないが、中国人と日本人では、魚の匂いに対する嗅覚が違うそうだ。中国人は、海の魚の生臭さが気になるらしい。そのため、中国で普及する寿司ネタも限定的、ウニやイクラは全く不人気だそうだ(ウニが中国漁船に乱獲されることはない。なんだか、ちょっとうれしい)。一方、我々日本人は淡水魚の泥臭さが気になる。話がちょっと逸れた。
同行者が目指したのは、ヒューストンとベイタウンの中間、クローバーリーフにある"Captain Tom's Seafood & Oyster"という店。ウリは生牡蠣だそうだ。メキシコ湾産の牡蠣かどうかは判らないが、たぶんそうなのだろう。ベイタウンとかニューオーリンズ界隈で採れたものだったら、ちょっと遠慮したい感じもするが、メキシコ湾も広いから、きれいなところもあるのだろう、と自分に云い聞かせる。
外観は白壁で、如何にもシーサイドにありそうな雰囲気。入ってみると、Uの字カウンター席にずらりと大柄な客が並んでいる。窓際もカウンター席。ここにはテーブル席が無い。もうひとつ、気が付いたが、この店には白人系の客が殆どいない。もっと云えば、我々以外、ほぼヒスパニック系。飛び交う言語も、おそらくはスペイン語ばかりではないかと思う。
満員か~と思ったが、窓際のカウンター席ふたつが丁度空いた。一見客には注文の仕方が判らないものだが、どうやらカウンターの中に居るオヤジに云えば良さそう。とりあえず、コロナ($4.25)と生牡蠣($7.95/1ダース)を注文。小ぶりだがなかなか美味い。いわゆる日本系のマガキではないようで、6個なんかあっという間だ。ひとり1ダースだってまったく問題ないだろう。一緒に頼んだガンボも美味かった。続いてスタッフド・クラブ($9.45/2個)を注文して、これもシェアする。いわゆる蟹の甲羅焼き。これがまた日本人に合う味で美味かった。付け合せのフライドポテトすら、美味かった。人気がある理由がわかる。
となりでは、逞しいヒスパニックオヤジが、山盛りのボイルド・シュリンプを黙々と喰っていた。きっと白人系だったら、いちいち殻を剥きながらちまちま小さいエビを喰うなんて真似は出来ず、分厚いビーフステーキをばくばく喰いたいはず。而してこのような店は、ヒスパニック系に占拠されるのだろうと、スタッフド・クラブをちまちま喰いながら考えた。

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