陽が沈み、街に明かりがともるようになると、フレンチ・クォーターの雰囲気がひと味変わる。所々ライトアップされているバルコニー付の建物が、どこもちょっとした絵になる。欧米人がそういうところへ通りかかるとそのまま絵に収まるが、我々のような東洋系が現れると、とたんに魔法が破られ現実に戻る。
今回、我々は4人でニューオーリンズへやってきた訳だが、実はゴルフを主目的に同じくニューオーリンズへやってきている別口4人組もいて、夕食は8人で一緒に喰うことにしていた。別口隊には用意周到な方がいて、サンクス・ギヴィング・デーだからきっと何処も店が混んでいて、喰いっぱぐれるリスクがあると考え、ちゃんと予約を入れておいてくれたのだった。
その店は「セント・ローレンス(Saint Lawrence)」という店。8人揃って入店すると、店は奥に長い長方形で、すべてを見渡せる。右際がカウンター席、正面がテーブル席。我々の席はすぐ右手の窓際。この店の名前は、キリスト教の聖人の名前と同じらしく、店内には実際にその聖人の絵が飾られている。何故、聖人の名前を店名にしたのかは判らない。そんな名前だと、イタリア料理の店かと思ってしまうが、ここもケイジャン料理のようなクレオール料理のようなジャンルの店。我々にはその区別がよく判らない。
もうビールはいいので、最初からワイン。白だったらつまみはこれにしてちょうだいと、Artichoke Dip($10)を頼んだ。他の者からは、Buffalo Oyster($12)、Onion Ring($8)などを注文。ディップは美味いが、アーティーチョークらしさがいまいち。オイスターは、やはりこちららしく、しっかり味がついた(つまりソースを必要としない)フライ。あとはパスタで、Pasta Pontchartrain($25)も注文。あれっ、また誰もPo Boyを頼まないまま、腹一杯になってしまった、と後で気がついた。皆、Po Boyには関心が薄いと見える。

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Saint LawrenceのHP: こちら