今宵もまた、松田駅18時23分発「あさぎり6号」に乗車。既に勝手知ったる我々は、速やかにPASMO・SUICAのカードをずらり改札口に並べ、駅員の発券作業を注視しながら待つ。しかし、今回は五人だったのにもかかわらず、つい二週間前の前回の様な事件は起こらず、平穏無事に発券完了。何も無いのは、なんだか期待外れというか拍子抜け。
夜の帳が降りる頃、時刻通りフェルメール・ブルー「あさぎり」がゆっくりと、松田駅あさぎり専用ホームに滑り込んで来る。ともかくも座席に着いたら、酒ボトルとカップを取り出すのはいつも通り。今宵持参の酒は会津喜多方の、峰の雪酒造「大和屋善内・純米生詰28BY」である。
さっそく口に含んでみると、ちょっとライチっぽい香りが鼻に抜ける。酸味と旨味はまずまずだが、やや甘さが優る感じか。この日本酒は、今季(2016年)のIWC(International Wine Challenge)という世界最大規模のコンペティションで見事、"Gold Medal"を獲得したとのこと。ちなみに、"Gold Medal"の中からさらに"Trophy"が選ばれ、その中から"Champion"が決まるので、"Gold Medal"は実質的には「銅メダル」と云える。
この「大和屋善内・純米生詰28BY」のIWCでの評価をみると、"Notes of rice, melon, banana and pear with an undercurrent of yoghurt, koji, anise seed, spice and hints of caramel. Well integrated nose and palate, balanced and intense, rounded texture with good acidity and dry finish."ということだった。つまり米とメロンとバナナと洋ナシの香りがして、更に仄かにヨーグルト、麹、アニスシード、スパイス(って具体的に何?)、キャラメルらしさまで感じられると云うのだから恐れ入る。審査員達の舌と鼻はいったいどうなっているのか。
なお、2016年のChampionは、「出羽桜・出羽の里・純米」だったそうな。次はこれを確認しなくてはならない。

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