今春もミツマタの花を求めて西丹沢へ。昨年、日影山(876.2m)から眺めた大ノ山(723m)の斜面がやけに黄色に染まっていたのを確かめるべく、玄倉を起点に大ノ山へ登り、そのまま遠見山(880m)、大杉山(860.8m)を越えて橅ノ平(956m)に到り、その後は日向ノ沢ノ頭(762m)を経由して中川温泉まで下ろうと計画した。
全コース、バリエーションだし、橅ノ平から先は吉備人出版刊「西丹沢登山詳細図」にも記載が無い篤志家向けコース。実際にトレースしてみて、アップダウンが何度もあるせいで方向を誤り易く、なかなかタフなコースと感じた(山行記録はこちら)。核心部は、大杉山から仲ノ俣乗越までのアップダウンだろうが、橅ノ平からの下り、日向ノ沢ノ頭からの下りとも、方向を見定め難いので気が抜けない。しかしその緊張感はそれなりに心地良い。
肝心のミツマタは、狙い通り大ノ山の途中斜面では見事に咲いていたが、標高800m以上となるとまだ蕾状態が多く、大杉山山頂あたりは全く咲いていなかった。逆に云えば、だいたいこの時期に来れば何処かで満開のミツマタに出会える、使い勝手がいいコースとも云えるだろう。 
真っ直ぐ中川温泉に向かって下るとやがて立派な仕事道となり、首尾良く沢沿いの車道に降り立つ。もう「ぶなの湯」までは僅か。2年ぶり(前回のレポはこちら)の入湯。バス通りからではなく、東から沢沿いにやってくると、「ぶなの湯」が河内川本流の直ぐ脇にあることに気が付くが、残念ながら風呂場から川面を望むことができない。
湯はつるすべで気持ちが良いが、ややカルキ臭が気になる。とりあえずさっぱりしたら、1階の自動販売機で缶ビールを購入し、2階の休憩室へ。相変わらずここは、休憩室が2階にあるのに、缶ビールの自動販売機は1階に置いてある。喰い物飲み物の持ち込みがOKであることは評価できるが、もうひとがんばりが欲しい。

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