本堂での護摩法要が終わったら、そのまま薬王院の大本坊へ移動してランチ。薬王院で精進料理をいただくのはこれで4回目ぐらい(前回はこちら)。別に予約しなくても食べられるのだが、料理は限定されるし、食事処も大部屋になる。一方、予約すれば(隣りとは襖で仕切られた)個室が用意され、ちょっとリッチな気分になれる。食事処がある大本坊(客殿)は、そんなに古い建物ではないのかも知れないが(隣りにある書院はとても荘厳で立派)、そんじょ其処らには無い、重厚な造り、古刹・名刹に相応しい佇まいである。
薬王院は、参道にいくつかある茶屋のように気軽に使える訳ではないが、門前の蕎麦屋よりも様々な料理を味わえるし、うかい鳥山や竹亭などと較べれば遥かにリーズナブルで、それなりに重厚な雰囲気も味わえるので個人的にはお薦めなのだが、何故かいつも閑散としている。
人気が無い理由は、精進料理イコール不味い、というイメージが付き纏うせいかも知れない。確かに、肉好きにはお勧めできないが。
大本坊に入ると、たいてい広い待合室で暫し、待つことになるのだが今日は殆どそのまま部屋へ通される。広くて長い廊下は深々と冷えるが、食事処はちゃんと暖房が入っていた。先ずはビール。
今回も、一昨年と同様「天狗膳」をいただくのだが、料理の中身がだいぶ違うように感じる(あとで確かめてみると、とろろ汁以外、全部違っていた!)。それと、もう一つ感じたのは、なんだか量が多くなったような。たぶんそんなことは無いのだろうが、それだけ胃が小さくなったということか。勿論、(とろろ汁を除く)全て美味くいただいたのだが、相当、腹が一杯になり、とても追加で日本酒を注文することは出来なかった。ちょっと残念。

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高尾山薬王院のHP: こちら