岡田美術館から今宵の宿「三河屋旅館」までは、ほぼ水平移動なので多少アルコールが入っていても全く問題ない。宿の前に着くと、番屋の様な詰所の様な建物の中から宿の女性が飛んできて、荷物を運んでくれる。確かにここは階段があるので、年寄りには有り難いサービスだろう。階段を登りきり、振り返ると明星ヶ岳の眺めが良い。大文字も微かに見える。
建物はどれほど経っているのかは判らないが、なかなかの風格。基本的にクラシカルな宿が好きなので、「三河屋旅館」は申し分ない。創業は明治16年。本館は大正13年からの姿を留めているらしい。国の登録有形文化財。中に入ると、年季が入った床はぴかぴかに磨かれていて気持ちが良い。
通された部屋は角部屋で、外側は廻り廊下となっている。庭越しに明星ヶ岳が望める。先ずは風呂へ行こう。ここには共同風呂は2ヶ所、貸し切り風呂が1ヶ所ある。とりあえず大浴場へ。広々とした風呂場に、先客はおひとりだけ。もちろん源泉かけ流し。53.8℃の弱アルカリ単純泉。露天風呂は、残念ながら眺めは良くない。
風呂上がりは当然、ビール。明星ヶ岳を眺めつつグビグビやる。あー、極楽だ。畳に寝っ転がって本を読んだりしているうちに、いつのまにか夕食の時間。箱根の宿は大抵、我々には程良い量の夕食だが、ここも品数豊富の割に量が少ないので有り難い。日本酒をちびちびやりつつ、全て美味しくいただいた。
大して呑んだ訳ではないが、食べ終わるととたんに眠くなる。せっかくの贅沢な時間を過ごしているのに、早く寝ては勿体ないと思うが、抗うことが出来ない。忽ち眠りに落ちた。

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