基本的に、我々の登り方はなるべく速やかに登って速やかに下りて、「山から下りたら」を重視する傾向にあるが、そうすると自ずから、纏まった時間をかけてランチをとるということはなくなる。勿論、山から速やかに下りることは、登山のイロハのイでもあるのだが、昨今は山メシが流行り。それこそ山頂に1時間以上もいて、しっかり調理してしっかり喰うというスタイルで、山の楽しみ方もより多様化しているということだろう。
人里離れた山の上で、呑気にうだうだしている感覚に同調するつもりは全くないが、偶にはゆっくり山メシを楽しんでみるのも悪くない。なれば、下界から大して離れていないところだったら宜しかろうと、今回、秩父の蓑山(美の山)でうどんパーティをやることにした。空っ風が吹き荒ぶようなところだったら困るな、と案じていたが、当日はまったく風も無くぽかぽか、赤城山や日光連山も良く見え、絶好の「うどん日和」となった。ちなみに、秩父地方では、釜揚げうどんのことを「ずりあげうどん」と呼ぶそうで、我々もそれに肖ってみた。
美の山は本来、桜やつつじの名所として有名だが、公園の入口に少しだけあった蝋梅が丁度見頃だった。見晴らしが良いところまで上がってみると、観光客はほんの数名程度。我々のようにベンチを陣取る者は見当たらない。
「ずりあげうどん」の喰い方はいろいろありそうだが、ずりあげたうどんに、つゆと薬味と温泉たまご(アニーが持って来た温泉たまごは生に近かったが、むしろずりあげうどんには合うかも知れない)をぶっかけて喰うのが一番美味そうだ。うどんは忽ち喰い尽したが、喰うのに夢中でうどんの写真を撮り忘れた。山の上で喰うランチは、なんでこんなに美味いのだろうか。(山行記録はこちら)

13 この上が美の山公園。

16 ここで、ずりあげうどんランチ。

18 風もなく良い日和。

19 こんなにゆっくりなランチも珍しい。

20 しまった、肝心のうどんを撮り損ねた!

21 残りは鶏団子のみ。