【2016年の山旅ベストテン】に続いて、【2016年の山から下りたらこんな店ベストテン】も挙げてみました。山旅と同様、其々甲乙付け難いですが、所詮独断と偏見の世界、直感だけで並べたもので、悪しからずご容赦下さい。選定のポイントは、とにかく「居心地の良さ」です。先ずは第10位から第6位まで。

★第10位: 西所沢/久呂無木

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相変わらず年2回ほどのペースでお邪魔している、我々のなかでは定番中の定番の店。とにかく蕎麦だけでなく、酒もつまみも申し分ない。はっきり云って、ベストテンに入った店では蕎麦、酒そして料理は最高。他の店はもう、雰囲気だけでランクインとなった。

★第9位: 大宮/いづみや本店

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相変わらず「いい味」出してる店。店員のおばちゃん達は、徐々に代変わりしているようだが、料理の注文は3品以上覚えられない(or覚えようとしない)ことや、忙しい振りして客の注文をかわす技は引き継がれているようだ。この店は、やって来る客も、わけあり風に見えるので、とにかく、居るだけで飽きない。料理が豊富なこともポイントの一つだが、料理そのものの味は特筆すべき点がある訳では無い。変な云い方かも知れないが、飽きの来ないという点ではピカイチの店だろうと思う。

★第8位: 稲田堤/たぬきや

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この店も、居心地の良さではどの店にも負けない。川面を眺めつつ、時折吹き抜ける風を感じて呑むビールは極上である。しかし、女将さんが、たったひとりで切り盛りするのは最早限界を超えているように見える。誰か早く、後継ぎが現れないのかと気を揉んでしまう。

★第7位: 北アルプス/鏡平山荘

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山小屋として唯一、ランクイン。ここの最大の魅力は、何と云ってもウッドテラスで呑むビールである。北アルプスの山小屋は総じて、ビールを呑む上で良いテラスが設えてあると思う。だから、どの年であっても行きさえすればベストテン入りはほぼ確実である。2016年は、偶々鏡平山荘だった訳だが、それでもここが、どの小屋にも負けない居心地であるのは間違いない。

★第6位: 利根川/落合簗

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とっても暑い日で、十二ヶ岳も小野子山も、ひいひい云いながら登った。その後に寄った「落合簗」だって、冷房なんて気が利いたものは無いので、暑いのは暑いが、時折、吹き抜ける風が一服の清涼だし、利根川の水音も心地良いので、ふと暑さを忘れてしまうくらいだ。榛名山のシルエットも、借景としては申し分なし。そして、勿論目当ては鮎の御馳走。心ゆくまで鮎のバリエーションを堪能した。