残りベストファイブの前に、ベストテンには残らなかったものの、とても印象に残った山旅を6つピックアップしてみた。何れも、甲乙つけがたい、心に残る山だった。

★番外その1: 奥秩父/国師ヶ岳~白檜平~柳平

065 落葉松の林を過ぎて・・・

国師ヶ岳から北奥千丈岳、奥千丈岳を経て、黒金山との鞍部大ダオまでの道を石楠花新道というが、今回は途中の白檜平まで歩き、その後は林道を柳平まで下った。大弛峠には、金峰山へ向かうであろうハイカーがそれこそわんさかいたが、国師ヶ岳、北奥千丈岳へ向かう者はその10分の1程度、更にその先は誰にも会わなかった。これこそ、このコースの醍醐味。2016年の紅葉の色付きは全般的にいまいちだったが、この山旅の景色はかなり良かった方だろう。長い林道歩きも苦にならなかった。次回は是非、黒金山まで歩いてみたい。その時は前日、大弛小屋に泊まるのも良いかも知れない。

★番外その2: 御坂黒岳北尾根~南尾根

41 見晴台からドッカーンと富士山が見えた。

黒岳はそれなりに大きな山だが、大抵の場合、東西方向から登ることが多い。今回は、北尾根から登って南尾根へ下ると云う、ほぼ全てバリエーションルートを辿った。お陰で、山頂周辺以外は誰にも遭うことが無かった。北尾根から登ると、山頂(展望台)で突如、富士山が見えるところも、このコースの佳さかも知れない。
 
★番外その3: 沼津アルプス

036 ここは南アルプスが見える。

侮っていたつもりはないが、思ったより歯応えがある山だった。植生が、普段慣れ親しんでいる、中央線沿線や奥多摩の山と異なっているのも、魅力というか、大して緯度が違わないのに不思議だ。海を見ながら稜線を歩けるのは、日本の山ではなかなか経験できない。香港の山登りを彷彿させてくれる。山から下りれば海の幸が待っているのも、この山旅の魅力だろう。この次は、奥沼津アルプスにいくか。

★番外その4: 高原山(釈迦ヶ岳~剣ヶ峰~大入道&鶏頂山~釈迦ヶ岳~西平岳)

067 前黒山とシロヤシオ。

シロヤシオとヤマツツジで一杯の「釈迦ヶ岳~剣ヶ峰~大入道」と、紅葉の「鶏頂山~釈迦ヶ岳~西平岳」と、高原山には2回、足を運んだ。多少タクシー代は嵩むが、日帰りで登って来られるのは大きな魅力。大入道界隈のシロヤシオは、他ではなかなかお目にかかれない程、巨木で見応えがある。釈迦ヶ岳から西平岳へ向かうルートは、意外な野性味があって良かった。

★番外その5: 奥秩父/黒金山

07 直ぐに奥秩父らしい雰囲気。

これまで公共交通機関利用では、日帰りはなかなか難しい山だと認識していたが、タクシー代を奮発すれば、行って来られることに気が付き、計画。予想通り、大して苦労せずに黒金山まで到達できた。残念ながら、山頂では眺望に恵まれなかったが、黒金山周辺の奥秩父の雰囲気に浸ることが出来、ひそかに会心の山だったと自己満足している。それに引き換え隣りの乾徳山は、いくら眺めが良いからと云って、何故あんなに人が多いのだろうか。

★番外その6: 奥秩父/両神山~梵天尾根

083 あの岩壁の上が両神神社の社があったところ。

両神山は、見て佳し、登って佳しの名山だが、派生する尾根もなかなか魅力的。以前、隊長と八丁尾根を辿ったことは有るが、他の尾根は全く未体験ゾーン。今回下った梵天尾根も、予てより気になっていて、今回漸く機会を得ることが出来た。それでも梵天尾根そのものは両神山から秩父御岳山まで延々連なっているので、今回はごく端っこを齧ったに過ぎない。何れ、白井差峠から東をトレースしなくてはならない。