今回は、「沼津アルプス」踏破のついでに、忘年会第2弾と称して海の幸で一杯やろうという魂胆。JR沼津駅から歩き始め、三津海岸にある今宵の宿まで、交通機関を一切使わず歩き通したので、安上がりな一日となった(山の記録はこちら)。
「沼津アルプス」は、途中、主だったピークだけでも7回上り下りするので、なかなかタフなコース。眼下に海を見ながら山道を辿っていると、香港の山旅を彷彿させてくれる(以前、シャープピークだけ登ったことがある)。
「○○アルプス」という山の連なりに対する呼称は、「○○銀座」と同様、安易に付けられている節があり、この頃至る所で見聞きするが、ここ「沼津アルプス」はその走りで(と云っても、学生時代には聞かなかったはず)、かつ確かにその名に恥じない程度に登り応えがある。何故か、登りも下りも直線的。真っ直ぐ登って一気に下る径の繰り返し。特に鷲頭山は雨だったら、イヤラシそうだ。
学生の頃、富士市にあった社会人山岳会に籍を置いていたことがあり、この鷲頭山のロッククライミングゲレンデには2、3度来た覚えがある。しかしその頃の細かな記憶は霞んでしまい、ゲレンデへのアプローチがどの辺りだったか、もうすっかり忘れてしまった。その山岳会にいた頃、大抵の山を夜行日帰りで登ってしまう(谷川岳や八ヶ岳だけでなく、笛吹川東沢もそうだった)ので、学生のノリとは随分違うな、社会人は大変だなと感心した記憶がある。
沼津アルプスから下りたら、多比の集落から海岸に沿って、何処かにビールを呑ませる店はないかと、よたよた歩く。その期待通り、途中「チェレステカフェ」という洒落た店があったが、中を覗いた渉外係のあひるちゃんが、入れそうだがちょっと狭そうとのこと。すると上手い具合に、もうちょっと先に「舟平」という民宿兼食事処が見つかり入ることに。お客はおらず、店のご夫婦が丁度、遅い昼食中のようだった。
折角夫婦でのんびり昼食を喰っている最中に、どたどたと6人の客がやって来て、小上がりの一番奥に上がり込んだ。皆、ビール、ビールと騒ぐ。ったく、なんて客だ・・・と思ったかどうか判らないが、開いていると判ればもう我が物顔でテーブルを陣取り、汗を拭きつつビールの到着を待つ。
こういう時は、やっぱり生ビール。グビッといった、最初のひと口がとにかく美味い。つまみになりそうなものはなにか有りませんかね、御夫婦で喰おうとしているそのおかずでもいいんですが・・・、などとぐずぐず云っているうちに、たこときゅうりの酢味噌和えと、たこといかの刺身が出て来た。ご主人曰く、「今朝、目の前で獲れた」とのこと。そうそう、これを楽しみに「沼津アルプス」を登りに来たようなもの。奥多摩や中央線沿線の山では、獲れたてのいかは喰えない。来た甲斐があった。

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