いつもは、山の帰りにひと風呂浴びて、レストランでビールを呑みつつそよ風に吹かれてまったりし、最終の栄和交通バスで甲斐大和へ帰る、というのがここでのスタイルで、ペンションだと云うのに泊まったことは無かった。そこで今回は是非、泊まってこの宿の雰囲気に浸ってみようと、忘年山行を計画することにした(山の報告はこちら)。
大菩薩嶺や牛奥ノ雁ヶ腹摺山から下りて来るのはいつものパターンなので、ちょっと捻って、塩山から恩若峰、源次郎岳を越えてやってきた。源次郎岳直下の登りは、相変わらず強かだった。何とか源次郎岳まで登ったら、後は楽チンと思いがちだが、源次郎岳が1,476.4mであるのに対して、その東隣りにある梅子婆(隊長が命名。我々だけしか通用しないピーク名)は1,540mぐらいあるので、気を抜いてはいけない。
下日川峠に着いたら、流石にあとは下るだけなのだが、うっかり気を許すと地形図にも記載が無い林道に引き込まれるので(実際、そうなった)、地図&磁石やGPSの確認が必要である。
ペンションすずらんに着いたら、先ずは温まりたい。ここは24時間沸いていると云う有り難い風呂。ゆっくりと浸かった後は、やっぱりビール。家の都合で急きょ、泊まらず帰ることになったなおちゃん共々、乾杯。たとえ冬であっても、それなりに長く歩くと、やっぱりビールは美味い。
ここの客室は、全く普通の旅館と同じ畳敷き。八畳間を一人で使うのは豪勢だ。やっぱりこういう方が落ち着いていい。どうも、ペンションのベッドはいまいちだと思う。しばらく、ちょっと肴をつまみつつ、ワインと日本酒をちびちびやっているうちに、夕食の時間だ。
場所は、いつも利用するレストラン。色々バラエティに富んだ料理の数々が並んでいて、食べきれそうか不安になる。これで8,600円はお値打ちだ。客は我々だけだったが、そのうち我々よりも少々年長と思われる男性一人がだるまストーブの傍にやって来て、我々と話し始める。山のことは色々ご存知のようだが、聞かれもしないのに蘊蓄をひけらかすのは如何なものかね。
それはともかく、だるまストーブの暖かさと、料理の美味さとお酒の酔いで、良い気持ちになった。これで明日の活力も生まれるというもの。このペンションの居心地良さは、立ち寄り湯でも証明済みだが、やっぱり泊りは嬉しい。また、新たな山旅プランを考えなくては。

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