「梅乃里」で酒と蕎麦をいただいた後は、バスの時間まで未だ少々あるので、直ぐ傍の「佐藤酒造店」に入った。ここで醸す日本酒は「越生梅林」という銘柄。個人的にお気に入りの一つである。
もう20年以上前だと思うが、先代(5代目)がやっていた頃から、何度か寄ったことがある。造り酒屋で日本酒を一升瓶で直接買った経験は、ここが初めて。最初はやはり、梅見に来たとき、「梅乃里」と同様、ふと目に付いたので入った。越生にはもう一軒、「来陽酒造」という造り酒屋があったが、残念なことに(一度も味わうことのないまま)いつの間にか廃業してしまった。
その頃の「佐藤酒造店」の小売店頭は、今の様に小奇麗な建物ではなく、昔ながらの町屋風の味のある店構えだった。そもそも店頭で買いに来る客も少なかっただろうと思う。今でこそ、埼玉の地酒と云えば、「神亀」や「亀甲花菱」、「花陽浴」、「鏡山」などを呑むことがあるが、それまでは、ここ佐藤酒造の「越生梅林」と神亀酒造の「ひこ孫」しか呑んだことが無かった。
どちらも呑み飽きない酒。特に「越生梅林」は、芳醇な割には、喉に引っ掛からずにするりと呑める。「ひこ孫」は近所の蕎麦屋で呑む時の定番で、比較的呑む機会に恵まれている。一方の「越生梅林」は、生産量が少ないのか、この越生や川越界隈でないとお目にかかれなかったが、今は通販の時代、その気になれば(配送料を気にしなければ)、いつでも手に入る。良い時代になった。
店に入ると、ズラッと並んだ銘柄をひと通り眺め、山廃純米と純米酒のどちらにしようかと少々悩んだ末、純米酒の四合瓶を購入。Woodyさんは前掛け(エプロン)を、のんちゃんは特別本醸造を購入。個人的には袢纏を買ってみたい気もしたが、何処で着たら良いのか判らないのでやめた。 
この酒造は現在6代目だが、将来の7代目は女性で、しかも既に杜氏をやっているとのこと。新たな酒が生まれるのか、楽しみである。実はここで試飲をしたことが無い。3月には試飲会があるそうなので、何とか機会を作って来てみたい。

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