図らずも、山形観光は今日で3日目。当初の予定では3日目だけが観光モードだったはずだが、天候には勝てない。でもそのお蔭で、すでに山形をかなり堪能できたのだが、さらにツアコン・アユラシがプランニングした、山形観光の目玉は、最上川の舟下りである。
最上川と云えば、芭蕉の「五月雨を集て早し最上川」がつとに有名、芭蕉のお陰で全国ブランド(この頃は世界ブランドか)になった。この舟下りも、芭蕉が「奥の細道」を書かなければ有りえなかった訳で、芭蕉さまさまである。ちなみにこの句はもともと「五月雨を集て凉し最上川」だったそうである。盆地特有のムシムシさから、川辺の涼風で解放され、「涼し」と詠んだのだが、その後、実際に舟に乗ってから「早し」に変えたのは、身の危険を感じるほど水量が増えた濁流だったせいらしい。
我々が乗ったこの日は、たしかに昨日、一昨日に多少雨も降ったかも知れないが、川が濁るようなことも無く、「早し」の臨場感は感じることが出来ない。それにしても、最上川は思った以上に水量が豊か、滔々と流れている。これならば現在でも水運に使えそうである。 
10時50分に出航。舟は50人ぐらいは十分乗れそうな大きさで、乗船率は7割程度。年長の船頭と若手の舵取りの2名が乗船。船頭は、ほぼずっと山形弁で喋りっ放し(時々、歌あり)で、操船はいっさいやらない。山形弁は、それだけで観光資源と云えるかも知れない。この頃は、若い女性の船頭もいるそうだ。
今日は快晴、絶好の舟下り日和。周囲は、ちょうど紅葉が良い具合。所々、本流へ流れ落ちる滝がアクセント。何段かに連なった有名な「白糸の滝」は、全貌を見ることが出来ない程、長い。
途中、川に浮かんだ売店に寄り道。船頭は、日本で唯一の船上コンビニと云っていたが、ほぼ桟橋のようである(実際に舟が接岸するので、下船して買ったり立ち食いしたり出来る)。たしか京都の嵐山辺りにあった売店は、舟そのものだった。せっかくなので、船上コンビニに上がって売り物を物色。鮎の塩焼き(500円)もあったので購入。今年は個人的に、鮎の当たり年となった。
再び舟は岸を離れ、ゆったり下り始める。窓から入る穏やかな風に吹かれ、河岸の紅葉をぼんやりと眺めつつ、鮎を齧り、日本酒をちびちびやる。これぞ、桃源郷だ。 

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