銀座3丁目の「板前バル」へ行くその途中、直ぐ近くで気になった立ち呑みの店を見掛けたので、「板前バル」で散々呑んで喰って満腹になったにもかかわらず、覗いてみることになった。その店は「銀座酒蔵検校」。検校と云えば、室町時代から江戸時代における、盲官(盲人の役職)の最高位の名称だが、何故そんな名前が付いているのだろうか。とても気になる。
ここは銀座3丁目だが、三原通りと昭和通りに挟まれているこの辺りは、意外と人通りは少なく、ひっそりとしている。そんな一角に、控えめながら存在感を示している「銀座酒蔵検校」。いちおう角打ちらしいが、銀座に似つかわしく、かなりおしゃれ。これでも角打ちと呼んでいいのか、と思ってしまうが、その名の通りここは酒屋なので、瓶ごと購入できるし、配達だってやるそうだ。 
日本酒はずらりと数10種類。どれにしようかと迷う。値段は5勺(0.5合)で300~400円程度と、酒販店直営と云えども、角打ちにしては高めだが、銀座だからこんなものか。銀座に来て、1軒目が高い店であまり呑めなかったので、帰る前にもう一杯だけ呑みたい、という時や、どうせ紋切り型の宴会でたいした酒が出て来ないので、その前にここで美味い酒を味わいたい、などという時には便利な店だと思う。

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