ぎっくり腰を患ってから3週間、さすがにまだ、立ったり座ったりの繰り返しがしんどいので、山も自重するしかない。元々の計画では三斗小屋温泉から大峠、三本槍岳、甲子山を経て、甲子温泉大黒屋に投宿する予定だったが、下界を廻って電車で新白河まで移動することとし、宿へ連絡を入れて送迎バス(15時50分発)に乗せて貰うことにした。
この送迎バスに間に合うために、那須塩原駅から新白河駅までの移動は、在来線だったら、那須塩原駅(13時55分発)⇒黒磯駅乗り換え⇒新白河駅(14時41分着)しかないが、これはもう「那須観光やな」を出た時点で、既に間に合わない。次の電車だと、那須塩原駅(15時22分発)⇒黒磯駅乗り換え⇒新白河駅(15時55分着)となって5分、間に合わない。新幹線も在来線と同様、1時間に1本だが、こちらは都合よく、那須塩原駅(15時22分発)⇒新白河駅(15時32分着)となっていて、まるで新幹線に乗るよう、仕組まれているようだ。
ところが送迎バスに乗ったのは小生ひとりだけ。それが判っていれば、5分待っていてくれ、と云えたかもしれないが後の祭り。
甲子温泉に到着すると、既にWoodyさんは無事到着していた。雨を突いてバリバリ登っていたヒトよりも、下界で呑んだ呉れていた方が遅いとは、まことに恐縮である。それにしても、Woodyさんと二人だけで、ここに泊まることになるとは思わなかった(Woodyさんも同じ感想)。
とりあえず、先ず風呂にいってみよう。行くなら名物の大岩風呂だ。説明された通りに通路を辿ると、スリッパからサンダルに履き替え(長靴も置いてある)、そのうち地下道(トンネル?)の階段を暫し下ると、出口。沢の音が響いてくる。扉の手前には、傘がいっぱい並んでいるが、それ程の雨ではないので、そのまま外階段を下ると、橋だ。この川が阿武隈川なのだろう。大岩風呂の建物は対岸にある。
中へ入ると大きな湯船が見え、数人が屯している。何十人入れるのか判らないが、かなり大きい。右の衝立の奥が脱衣所。湯加減は丁度良く、肌触りもやさしい感じ。
風呂から上がったら、生ビールをオーダー。部屋に持ってきてくれるところが、うれしい。ビールを呑みながら窓の外を眺める。窓の外は鬱蒼とした緑。周りにはもちろん何も無い。最寄りの新甲子温泉まで4kmぐらいは離れているので、こんな景色をこの宿は独り占めだ。見渡す限りほぼ全てが広葉樹林。今度は是非、紅葉の頃に来てみたい。

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甲子温泉大黒屋のHP: こちら