「天女の湯」は一昨年の冬、飯盛山に登った帰りに立ち寄ったが、図らずも今回、またやってくることになった。汗を流すには、「ペンション・べりーべりー」内にある風呂に入るものだと思い込んでいたら、夕食前、無料券(通常料金は780円)とタオルセットを渡され、ほぼ強制的に「天女の湯」へ連れて来られた。勿論、不満がある訳ではない。
車に乗ればほんのわずか。陽気が良ければ、少なくとも往路は下り坂なので、歩いても行けそうな距離である。でも今日は結局、一日中雨降りだし、既に酒も入っているので、車移動に越したことは無い。
前回は気が付かなかったが、ここは「清里丘の公園」という広大な敷地の一角にある、「アクアリゾート清里」という建物の中の一施設だった。「アクアリゾート清里」内には他に、温水プールやレストランがある。公園内には、ゴルフコースやらテニスコート、キャンプ場、バーベキュー施設等もある。北杜市(というか、かつての清里町)は随分と金持ちなのか。ちなみに開業は1996年で、2006年にリニューアルとのこと、バブル崩壊後に建設された施設のようだ。
前回は冬だったので単純に比較はできないが、今日は客の入りが随分と多いようだ。駐車場も車でほぼ埋まっている。「天女の湯」の浴室もそれなりに混んでいるが、カランが塞がっている程ではない。源泉は47℃、pH7.7の低張性弱アルカリ性高温泉で、100%かけ流しとのこと。やや黄土色掛かった湯で、肌触りは優しい感じ。内湯も露天風呂もゆったりサイズ。
さっぱりしたら、休憩処へ行ってみる。風呂場には人が多かったが、2階にある休憩&食事処で寛いでいる客は意外なほど少なく、ましてビールをやっている者は見当たらない。勿論だからといって、遠慮はせずに生ビールを注文、ぐびぐびやる。
結局、今日は生憎の天気だったが、家を出る頃からは想像もつかない展開となって、こんな時間にこうして「天女の湯」でまったりしている我が身を返り見ると、なかなか可笑しい。何れにしても、ツルネ東稜&キレット小屋は近いうちにリベンジしないといけないが、一旦、ケチがつくとなかなかチャンスがやって来ないこともある。また今回のようになった時は、とりあえずペンションではない宿を期待したい。

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