ツルネ東稜を登ってキレット小屋に泊まる予定が、八ヶ岳に近付くにつれ天気が悪くなり、清里駅に着いた頃は本降りの雨。こんな天候じゃ、森林限界の上は厳しい状況に違いないと、ツルネ東稜も、キレット小屋宿泊もさっさと諦める。さて、ではどうするか。
とりあえず、折角予約してあったタクシーに乗り込み、権現岳登山口がある天女山(標高1,529m)へ行ってみても、雨足はむしろ強まって来た。タクシーから降りたくないぐらいなので、もう上に登ることも止め、水平に散策でもしようかということになった。女子連は、泊まる場所が気になりだした様で、あずまやの中でスマホ検索を開始。その時間、小生は独りでぶらぶら「天の河原」(1,620m)まで登ってみた。
晴れていれば景色が良いところのようだが(北杜市のHP)、全くガスの中、視界ゼロだった。そのうち、権現岳から下りて来る、単独行女子と出会った。訊けば今朝、キレット小屋から下りて来たとのこと。こんな雨の中、よく下りてきましたね、と云うと、小屋から権現岳までは降られなかったとのこと。ガスの中がどうなっているのかは、なかなか判断は難しいものだ。
天女山まで戻り、女子連と合流。今宵の宿は、清里のペンションに決まったとのこと。あまりペンションに心躍ることは無いけど、清里駅界隈にはペンションしか無いから仕方がない。ならば、美し森に向かってトレッキングすることにした。実際、歩いてみて判ったことだが、この路は決して平坦ではなく、かなりのアップダウンがある。途中、2ヶ所ほど平らな牧場を横断するが、それ以外は普通に山道だ。これじゃ、「たかね荘」のビールが待ち遠しい、と思いつつ歩いた。
羽衣池から、極めて歩き難い丸太の階段を下れば、左手に「たかね荘」が見えて来る。ここは、中学2年生の時に林間学校で泊まったことがあり、思い出深い。その時は、皆で牛首山まで登ったが、眺めが全くないので、苦労して登った割に(思った以上に悪路で、皆、滑って尻が泥だらけになっていた)詰まらなかった印象。たしか、夜は広場(今ある駐車場か?)で、キャンプファイヤーをしたはずだ(ってことは、ダンスでもしたのか、そこは記憶が無い)。
中に入ると、建物全体は暗く、とても営業しているようには見えない。従って、ビールなんて望むべくもない。がっかりして、仕方が無いから清里駅までいくか、と歩きだしたら、バス停を発見。ふと左手を見ると、「美し森ロッジ」なる建物がある。ここならばどうか、と近付いてみると、果たして缶ビールを置いていた。やっぱりそうこなくっちゃ、と早速乾杯。管理人に訊いたところによれば、ここも「たかね荘」と同じく北杜市営。「たかね荘」は、平成になった頃に閉鎖したらしく、代わりにこの「美し森ロッジ」を建てたとのこと。中学時代が随分、過去のことだと思い知ることとなった。
(山の記録はこちら)

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