昼食したのち、少々腹ごなしに旧市街をもうちょっと散歩してから駅に戻る。途中、土産物屋に入って、いろいろと物色。前回、「さるぼぼ」は買ったし、小間物も特段、琴線に触れるものは見当たらないので、食べ物にしよう。飛騨の土産物で食べ物となると、世間的には高山ラーメンか朴葉味噌、赤カブ漬けというところか。
考えてみれば、高山には独自の食文化があると感じる。例えば、こもとうふは、他に類を見ない豆腐。出来たての豆腐を簀巻きにして茹でると、独特の歯応えが生まれると同時に、内部に気泡が出来、そのおかげで味が染み易いとのこと。実際に、味付けした豆腐も売っていた。他にも、お土産にはならないが、漬物ステーキやあずきな等、なかなか面白い食べ物があると思う。
ちょっとだけ悩んで、赤かぶ漬けを買うことにした。ひと口に赤かぶ漬けと云っても、実に様々な業者の製品が並んでいて、どれがいいのか途方に暮れる。食べ比べてみれば違いが判るのかも知れないが、そんなサービスは無かったので、適当に、一番目立つ場所にあったものをチョイス。
さて、あとは車内で呑むものを手に入れれば、いちおう万事終了。駅の売店に入ると、観光客が溢れんばかりで身動きが取れない。リュックサックを背負ったまま突入、押すな押すなで、なんとか久寿玉のカップ酒と缶ビールをゲット。
定刻よりやや遅れてやってきた、特急ひだ12号に乗車。車内はほぼ、観光客か帰省客で埋まっている。動き出したら、直ぐ様、缶ビールをちびちび呑む。しばし東京を離れていたというよりも、娑婆の暮らしから離れていた時間が長かったせいか、女子連はみな、スマホのチェックに精を出している。こちらは、車窓からの眺めにぼ~っと浸る。
途中駅で、里帰りを終えた家族が乗り込んできて、我々の後ろの席に座る。おそらく実家の人々と思しき数人が、ホームでお見送り。席に着いた子供の一人が、窓の外に向かって(たぶん、聞こえないと思うけど)「また来るからな!」と叫んでいた。夏休みの景色だ。

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