金峰山小屋の朝食は朝粥だった。酒を呑んだあとの胃袋には、大変うれしい。小生は毎朝、粥でもいいくらいである。さらさらとして粘り気が無いので、炊き粥(いわゆる生米から炊いたもの)だろうか。それとも昨日の残り飯を上手に炊いたのだろうか。漬物や佃煮が数種類並んでいてどれも粥にぴったり。何杯でもおかわりが出来そうである。小屋の食事は、少人数で給仕するのは大変だが、これならば手間も最小限。なかなか考えたスタイルだと感じ入った。何処の小屋でも、朝は粥にしたら如何だろうか。
朝食後、さっさと出発。今日は結構、風が強いようだ。でも、バス停までは危ないところは無いので楽チン下山。途中、富士見平小屋はかなりの賑わい。今日はそこそこ天気は良いが、まだ梅雨の真っ只中。雨覚悟でこんなに人がやってくるとは思えない。数日前の天気予報を見て急きょやってきたのだろうか。(常にプランが立て込んでいる)我々にはできない芸当である。
増富側の登山口である瑞牆山荘には、思ったより早く着いた。バス停には若者数人が待っていた。10時15分のバスに乗る予定なので、約1時間半、たっぷり時間がある。ここは学生時代、クラスの仲間を連れて泊まりにやってきたことがある。ここから金峰山と瑞牆山を往復した。その頃は部屋にテレビもない素朴な山荘だったが、現在は思いの外、重厚な雰囲気になっている。
ビールが呑みたいなと中へ入ると、山荘に併設されたカフェ&レストラン・モンターニュ(Montagne)は営業していない様子。それでも女子連が自称「おばさんパワー」を発揮してくれて、山荘の女将(?)さんに直談判、外のテラス席だったらビールが呑めるとの回答を得た。
さっそくテーブルを陣取り、生ビールを受け取る。まだ午前9時だが、ひと仕事終えたのでへっちゃらである。周囲を白樺の林に囲まれているので、かなり牧歌的雰囲気に包まれた山荘。山から下りてビールを呑むには最高のシチュエーションである。
10時15のバスの前に、9時3分発のバスがあるのだが、季節運行で今は運休のはずだと、のんびり構えていたら、9時にバスがやってきた。早速、渉外担当(このちゃん)がバス運転手に確認。すると、増富鉱泉と瑞牆山荘の間が冬季運休で、通常は瑞牆山荘まで運行するとのこと。なんだか紛らわしい表記だったが、運行するならば乗るしかない。ビールを持ったまま、慌ててバスに飛び乗る。優雅な時間が突然打ち切りになってやや残念だった。

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157 瑞牆山荘のテラスで。

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