折角いい季節になってきたのに、稲田堤の「たぬきや」へ行く機会がないな、と思い出したことから、このプランの企画が始まった。「たぬきや」へ行くとなると、やはり「小田急線で帰る山」ということになる。東丹沢はもうヒルの季節でぞっとしないし、西丹沢はどうしても帰りが遅くなりがち。そうなると次の狙いは箱根だ。
箱根は、個人的にトレースしていないところは、もう残り少ない。どうしても、となると、明神ヶ岳と矢倉沢峠の間だったらいいか、ということで今回のプランを捻り出すことができた。結果的に、予想外に天気も良く、花も結構咲いていて、ついでに大涌谷の噴煙の状況も確認出来て、それなりに充実していた。特に、矢倉沢峠付近のハコネザサは、遠目に見ると緑の絨毯の如く美しく、予想外の収穫だった。尤も、実際にそこを通るとなると、全く視界は遮られるし、万一降雪直後に通るとなると、登山道を覆い被さってしまい大変難儀するので、あくまでも高みの見物に限るのだ(山の記録はこちら)。
矢倉沢峠から下りたら、仙石原はすぐ目の前。ここには温泉宿がいっぱいあるが、立ち寄り湯となると意外に少ない。昨年、金時山から下りたときは、少々離れたところにある「マウントビュー箱根」に寄ったのだが、他は宿泊客優先のところか、あっても少々離れた処ばかり。そのため、今回はどうしようと思っていたところ、丁度、小田原行きのバスが間もなく来るとのことなので、とりあえず箱根湯本まで移動することにした。
湯本にも、立ち寄り湯を受け入れている旅館はあるが、やっぱりどこもお高い。そこで、日帰り温泉で最寄りの「弥次喜多の湯」へ行ってみることにした。ここも1,200円とちょっぴり高めだが、箱根的にはまあ平均。ちなみに「弥坂湯」という超レトロな共同浴場(650円。たぶん、ビールの自動販売機は無い)があるのだが、少々離れているのでまた別の機会に行ってみたい。
行ってみると、かつては1泊2食付きで泊まれたのだろうか、普通に国際観光旅館の面構え。入ると、やはり客室はあって、泊まれるようだが、食事処は無し。つまり、素泊まりも出来る日帰り温泉という、珍しいスタイルだった。係の女性に1,200円渡す前に「ビールありますか?」と訊けば、「自動販売機がございます」との回答を得た。安心して風呂場へ。さすがに大旅館だったせいか、洗い場も広い。湯船は内湯が1つ、露天風呂が3つ。とりあえず内湯とジャグジー露天風呂にちょっとだけ浸かったら上がる。
湯上りはロビーにある休憩スペースへ。自動販売機でビールを調達。他にもフライドポテトやたこやきが出て来る自動販売機があって、なんとなく無人のパーキングエリアを彷彿させる。ま、それでも暫しまったりできる。ロマンスカーの発車時刻ぎりぎりまで居られる立地条件が、ここのウリだと思う。

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