「出会いの森福祉センター」で、風呂上がりのビールを飲み損なったので、悶々としながら新鹿沼駅までタクシー移動。ビールが呑めるまで世界は灰色である。スペーシアの指定券を購入したら、取るもの取り敢えず売店へ行き、缶ビールとつまみをゲット。ホームに入ったら、直ちに呑みたいところだが、ベンチは無い。ホームで立呑みは少々端ないので、スペーシアがやってくるまで、さらに暫し我慢。
ふと、辺りを見回して気が付いたのだが、この駅からスペーシアに乗り込む客は、ゴルフ客の方が遥かに多い。この近所にはゴルフ場が多いのだろう。試しにググってみると、あるわあるわ、忽ち十数ヶ所も見つかる。バブルと共にゴルフ場もだいぶ減ったはずだが、この界隈のゴルフ場経営者は、意外に健闘しているのかも知れない。
やがてスペーシア「きぬ134号」到着。話題の金色スペーシアだった。これに乗るのは初めて。昨年の、日光東照宮四百年式年大祭を記念して塗装したもの。東照宮の荘厳さをアピールしているらしいが、まあまあかな。少なくとも撮り鉄ではないので、さしてわくわくすることは無い。内装は、これまでと全くそのまま。いつも通りの大型テーブルが我々を待っていた。
席に着いたら、おあずけを喰らっていたビールを漸くいただく。甚だタイミングを逸しているので、絶好のタイミングではないが、とりあえず待ちに待っていた瞬間。これで落ち着ける。周りの景色も天然色に戻る。我々が乗った、新鹿沼17時21分発の「きぬ134号」は、この先、栃木と春日部に停車した後、北千住には18時32分到着。1時間余の列車旅は、長からず短からず。
車窓の外は、田植えが終わったばかりの稲と、収穫間近な麦。栃木は二条大麦の生産が日本一だそうである。二条大麦と云えばビールの原料。と云うことは、今呑んでいるビールは昨年、目の前の畑で穫れたものかもしれないし、今眺めている畑の麦は、やがてビールとなって呑むことになるかも知れない。随分と栃木県の経済に貢献しているようだし、この辺りの畑の世話になっている訳だ。そう思うと、少々栃木に親しみが湧いてきた。

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