斑尾高原から再び乗合バスに乗って飯山駅へ移動。やはり乗客は我々だけ。バスの到着時刻から飯山線の列車時刻まで小1時間あるので、何処かに入りたいところ。バス車中で、暫しネットで検索。あまり見過ぎると車酔いするので、適当に窓の外も眺める。バスはかなりの高低差の車道を一気に駆け下る。
検索結果によれば、いくつか食堂らしきものは有るが、ランチタイム以降、通しで営業している店は殆ど無い。そのなかで「イナリ食堂」という店があったので行ってみることにした。終点飯山駅の一つ手前で途中下車し、てくてくと歩くこと約10分、こんなところに、と思うような駅から離れた場所に「イナリ食堂」はあった。
「これぞ大衆食堂」という外観。店の前には随分、車が止まっている。長野ナンバー以外も多い。やな予感。恐る恐る店に入ると、客がぎっしり。何か食べている人よりも、料理が出て来るのを待っている人の方が多い。手持無沙汰な客が一斉に、ジロリとこちらを睨む。・・・こりゃだめか。店員曰く、40分待ちとのこと。残念ながら、諦めるしかない。 
後でちょっと調べて見ると、創業は大正時代と云うから、もう90年以上やっているということになる。相当なものだ。きっと地元に愛されている大衆食堂なのだろう。ウリは色々あるらしいが、餃子とラーメンが人気らしい。一品料理もかなりの充実ぶりだ。返す返すも、逃した魚は大きい。この頃、「大衆食堂で餃子とビール」と云うパターンに嵌っている者としては、今回の事態を看過するには忍びないが、果たしてまた、山の帰りに飯山駅へやってくるチャンスは訪れるだろうか。それとも山は適当なところにして、無理矢理プランを立てるか・・・。午後2時に来てあの状態だから、次回は3時以降だな。その日に何処か泊まるとしたら、夕飯抜きにした方が良さそうだ。この次に備えて、しっかりしたプランを立ててみるか。 

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