今年のGWは何処へ行こうかと、あれこれ悩んだが、この頃話題の信越トレイル(開田山脈)がどんな処か確かめて見ることにした。信越トレイルとは、斑尾山から天水山の全長80kmをさし、一般的にはこれを6つのセクションに分けて歩くそうである。今回は、残雪のことも考え、その中から斑尾山と鍋倉山をつまみ食いして、その全体像に触れてみようと考えた。先ず第1日目は斑尾山だが、今年はこの時点で雪が全くないとのこと。あとで斑尾高原ホテルのホテルマンに訊いたところによれば、この30年来無かったことだそうな。
それでも、斑尾山に登ること自体、初めてなので、それ程残念ではない。当日は生憎の天候で強風が吹いていたが、天気予報がやや外れて雨に振られることは無く、レインウェアを着る必要も無かった。スキー場は3月末で閉鎖されていたが、特に雪が少ない今年に限った訳ではないようだ(山の記録はこちら)。
スキー場のゲレンデの脇を登り、斑尾山まではほんのひと息。山頂は眺望が無く、地味でひっそりとしているが、ちょっと下がったところにある大明神岳からは直下に野尻湖が望める。天気が良ければ、北信五岳の残りの山が見えるに違いない。
気温はどんどん下がっている。復路は、往路と同じ道。あっという間に斑尾高原に戻る。周囲には、グラススキー場やパターゴルフ場、バギーカーコースなど、夏にも客を集めるための様々な工夫がなされている。しかし今日は天候のせいか我々以外、だれもいない。冷たい風が吹き抜けるだけ。
飯山行きのバスまでまだ1時間あるので、斑尾高原ホテルのティーラウンジに入る。真ん中に暖炉がある、いかにも雪国のリゾートホテルらしいスタイル。当然ながら客はいない。ホテルの従業員も暇を持て余している様子。さっそく生ビールを注文。枝豆とソーセージがあったので、それもいただく。
ビールを呑みつつ、まったりしていると、いつの間にか外は吹雪。ちょうど、はぐれた雪雲がやってきたらしい。ぬくぬくと暖かい部屋から大きな窓を通して吹雪を眺めていると、何か映像を見ているような、現実離れした雰囲気になる。ふと、スタンリーキューブリックの「シャイニング」を思い出した。

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斑尾高原ホテルのHP: こちら