時間まで「水沼駅温泉センター」でのんびりして、さてとホームに出れば丁度、「トロッコわっしー6号」がやってきた。2012年に導入した、新型車両だそうである。製造は新潟トランシス。車両の塗装色は、紅葉をイメージしたもの。いかに行楽客が秋に多いか、判る気がする。ちなみに「わっしー」とはわたらせ渓谷鐡道のイメージキャラクターで、郵便ボックスのような姿をしている。モチーフは、真正面から見た車両のようである。
車内で乗車券を購入する。今どき珍しい、短冊の様な券で、「車内補助券」と書いてある。行先や料金を示すため、鋏でパンチ穴を開けるスタイル。これだけでノスタルジーを感じてしまう。
16時25分に水沼駅発車。ここから次の停車駅、大間々駅まで9.6kmを16分かけて走る。同じ区間を機関車牽引の「トロッコわたらせ渓谷号」だと、24分かかる。丁度1.5倍。すなわち、「トロッコわっしー号」は1.5倍のスピードで走っていることになる。
それは実際、乗ってみて体感した。身体で受ける風圧が、「トロッコわたらせ渓谷号」とだいぶ違う。たしかに、ママチャリと原付バイクぐらいの違いは有りそうだ。風は強いが、ウィンドヤッケを着れば問題ない。気持ち良さは変わらない。再び、酒ボトルを取り出してちびちびやる。車内には売店があり、酒やビールも売っているようである(但し、売り子は見当たらなかった)。この「トロッコわっしー号」にも、窓がある普通の車両が付いているが、よほど風が冷たい場合でなければ、流石にそちらに座る気にはならない。
今回乗って初めて知ったことだが、「わたらせ渓谷鐡道」という言葉から、黒部峡谷のような深い谷を縫って走るのかと勝手にイメージしていたが、実際はそうではなかった。渡良瀬川は意外にゆったりと、所々に河岸段丘を形成させながら流れていた。
途中、通過する上神梅駅という駅は、大正元年建築で、国の登録有形文化財に指定されているとのこと。周囲が花壇で飾られていて、ちょっとメルヘンチック。この駅の通過では、「トロッコわっしー号」もゆっくりと走って、客の目を楽しませる。ところでこの「トロッコわっしー6号」も、「」乗車率はせいぜい20%ぐらいだろうか。まだシーズン前だからかも知れない。何はともあれ、我々には良いタイミング、贅沢な時間だった。

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