やはりこの時期、気になるのはアカヤシオ。そうなると自然に、上州か下州の山行を考えることになる。「残馬山」なんて、つい数年前までは全く知らなかったが、ネットを調べていくうちにいくつかの山行記事を見付け、興味が湧いた。特に、わたらせ渓谷鉄道に近いことが気に入った。
わたらせ渓谷鉄道は、かつての国鉄足尾線時代も含め、これまで乗ったことが無かった。山に登るための手段(即ち往路)としては、いまいち乗り継ぎなどが不便なためである。でも復路の手段としては別。特に第三セクターのわたらせ渓谷鉄道になってから、神戸駅に列車レストラン、水沼駅に駅ナカ温泉、それにトロッコ列車が走っていることから、極めて魅力的、いつか機会を捉えて行ってみたい、そのためにはどの山に登ろうかと常々考えていた。
往路は別の手段を考え、復路のみ、わたらせ渓谷鉄道を使うと云う条件に合致したのが「残馬山」だった。そして今回、JR桐生駅からタクシーを奮発して、三境トンネルまで上がり、残馬山周辺の満開アカヤシオを満喫し、ほぼ予定時刻通り、神戸(ごうど)駅に下山することができた(山の記録はこちら)。
駅員さんが、「掘りたての竹の子どうですか」などと声をかけてくるが、こちらの頭の中はビールでいっぱい、それどころではない。跨線橋を渡って「列車のレストラン・清流」へまっしぐら。昨今、駅ナカのレストランは珍しくないが、 列車そのものを、まるごとレストランにしているのはなかなか無いだろう。列車の車体は、かつて東武特急「けごん」に使われていた1720系だった。
入口正面で食券を買い、厨房にいるお姐さんに渡して呑みもの、食べ物を受け取る、つまり学食形式。席は、シートを向かい合わせにしただけでは大きなテーブルが入らないので、シートピッチを改造して拡げてある。先客は3組ほどいたが、我々がビールを呑んでいるうちに、我々だけになった。
やがて列車が到着すると、時々客がレストランに入ってくる。ホームには駅員だけでなく、レストランの店員まで総出で、土産物やアイスクリーム、掘りたて竹の子の売り子に変身。列車が行ってしまうとまた、鳥の鳴き声しか聞こえない静かな駅に戻る。
それにしても、シーズンの頃はどうなのか判らないが、今日はこんなに良い陽気で、辺りは新緑で溢れているというのに、列車レストランに入る客の少ないことよ。観光バスや自家用車でやってくる輩には、このレストランの有難さは判らないと思う。ここへ来るには、是非、山から下りて来ることをお奨めしたい。

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 列車レストラン・清流のHP: こちら