さて、北千住駅には18時11分到着なので、人気がある店だったら予約が必要。何処に入ろうかとしばし考えた挙句、決めたのが「是屋」。予てより気になっていた、北千住ではかなり人気の店である。果たして入れるだろうか。早速、「是屋」に電話してみると、19時15分からだったら入れます、との返答。うーむ、そう来たか。仕方がない(何が仕方がないかさておき)、それまでほぼ1時間、何処かで時間調整(≒取材)するとしよう。
ならば、先ずお手軽な店に入ってみようと、知る人ぞ知る立ち飲みの老舗「天七」を覗いてみるが、立錐の余地がない程、客が入っていて全然ダメ。客はほぼ全て、オヤジである。そうなれば、同じく昭和ノスタルジーでもうちょっと店が大きい「千住の永見」を覗いてみる。すると店員曰く、2階へどうぞとのこと。 
今日も賑わっているが、2階はまだ余地があるようだ。階段を上がり、リュックサックはまとめて荷物置き場に置いたら、長くて幅が狭いテーブル席の端っこを指定される。2階には小上がりもあるが、そちらはすでに一杯な状態。腰を落ち着けたら、やっぱり先ずはビールから。ここのビールはサッポロ赤星である。特にキレがあるわけでもなく、かと云ってコクがあるわけでもないが、結構、ファンが多いビール。何となくラベルに、昭和ノスタルジーを重ねて感じるようだ。
次が控えているのでつまみは最小限にしたいところ。そうなると、「千寿揚げ」は外せない。この店の名物料理だが、基本的にはさつま揚げと似ている。大きな違いは、玉ねぎがたっぷり入っていることで、甘みが強いこと。もちろん揚げたてなので、ホクホクしている。
「千住の永見」のざわめく店内で、「千寿揚げ」を摘まみながらサッポロ赤星を呑めば、過ぎ去りし昭和にセンチメンタルジャーニーができる。これから先も、またこの店に来るのが楽しみだ。

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