足利市駅からは17時06分発「特急りょうもう38号」に乗車。乗車直前に座席指定を買ったのだが、それでもかなり空いている。しかし、何故か端から席を埋めていくスタイルに東武は拘るので、我々の車両の隣はガラガラである。まったく、いつも思うことながら、東武はこのスタイルを改めるつもりはないのだろうか。
ここから北千住までは1時間強。酒を呑みながら景色を眺めたり少々しゃべったりすれば、北千住も遠くはない。途中の停車駅は館林、羽生、加須、久喜、そして東武動物公園と、特急の割には結構止まる。元々、「りょうもう」は急行列車だったので、その名残なのだろう。館林以北は単線区間なので、止まらない駅でもゆっくりしていく。一方、北越谷を過ぎると複々線になるので、運行もスムーズ。
200系のシートピッチは985 mmと、100系スペーシア程ではないにしろ、まずまずの広さ。東武はこういうところに結構、熱心だ。そして、200系の特徴は何といっても、壁部に大型の折り畳み式テーブルが設置されていることである。
多くの場合、4人で向かい合わせに座るため、シートを回転させると、シートの背面に設置されているテーブルは使えなくなる。4人で賑やかにやる時こそテーブルが必要なのに、大いなる矛盾。小田急ロマンスカーMSE60000形のような、肘掛収納式テーブルだったらまだしも、多くの場合は窓枠にボトルやカップを並べるしかない。基本的に鉄道会社は、シートを回転させて呑んだり食ったりすることに、反対しているとしか思えない。
その点、この東武200系の大型テーブルはとても優れものである。行楽用列車の本分をちゃんとわきまえている。東武はえらい。その他の特急も、ちゃんとしてほしい。閑話休題。
さて、シートを回転させ、テーブルを引き上げて準備万端。ザックから取り出したのは「南方・純米吟醸・無濾過生原酒」。かの南方熊楠の実家、その名も「世界一統」という造り酒屋が醸す酒。旨みがあってフルーティな感じ。かなりイケてる。これさえあれば、北千住なんてすぐだ。 

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