高山旧市街をそぞろ歩き。次に目についた店には「ろうそく立て」という看板があった。「藤田鉄工工芸店」と、名前は少々地味だが、ろうそく立てと、どちらかと云えばそのついでに和ろうそくを売っている店。ろうそく立てをメイン商品にしている店が、ちゃんと成り立っているなんてところが、歴史ある街の証しか。
ふと眼をやると、「ろうそく立て」屋の先に、煉瓦造りの煙突が印象的な、造り酒屋があるのを発見。どうしてもそちらの方が気になる。カミさんが「ろうそく立て」を物色している隙に、行ってみると「二木酒造」とあった。「玉の井」という酒がブランド。創業は元禄八年(西暦1695年)とあるから相当な老舗。残念ながら、店頭での利き酒はやっていない様子。
再びメインストリートに戻り、更に北へ。今度目に入ったのは、またまた造り酒屋の「老田酒造店」。ここの外観も渋いが、ふらっと中に入ってみると、舩坂酒造店と同様、土産物屋や小物屋などもやっていて、うなぎの寝床の如く奥へ奥へと旅人を誘う。ここのブランドは有名な「鬼ころし」だ。
入口にも利き酒コーナーがあったのだが、ちょっと腰を下ろしたい気分。すると奥に「Café青」という看板を発見、靴を脱いで座敷に上がることにした。暖簾を潜ると、旧家にお邪魔した雰囲気だが、家具が洋風だったりと、一寸した異空間。客には外国人観光客もいる様子。
カミさんは、新幹線+宿泊パックにおまけで付いていた特典で、ロールケーキと飲み物のセットを注文(もちろん無料)。小生はやっぱりビールかなと思いつつメニューを探しても見あたらない。載っていたのは、「鬼ころしのみぞれ酒」か「鬼ころしの熱燗」。そう来たか。さすがは、造り酒屋。自家ブランドじゃないビールで、お茶お濁すようなことはしたくないようだ。 
そこで「鬼ころしのみぞれ酒」を注文。すると、かき氷が入ったグラスと、「鬼ころし」が入った猪口と共に、「コアントロー」が入った猪口が出てきた。先ずは「鬼ころし」だけでみぞれ酒を嗜む。そして「コアントロー」を少々垂らしてからまたひと口。ふーむ、これはこれで一興。まさか日本酒とフランス酒のコラボレーションを高山で体験するとは思わなかった。

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 藤田鉄工工芸店のHP: こちら

Café青のHP: こちら