高山の市街は、古民家が立ち並ぶ町屋街をぐるっと巡るのに、小1時間あれば済むくらい、程良い大きさの街。もちろん、高山市自体は、人口が10万にも満たないのにも拘らず、平成の大合併で日本一面積が広い市になったそうだから、市内を端から端まで巡るのは並大抵ではない。東は長野県松本市、西は福井県大野市に接しているのだから、その大きさが判ると云うもの。
夕食後、せっかくだからと、腹ごなしに夜の街に繰り出してみることにした。出来れば居酒屋にも寄ってみようという寸法。今日は日曜日なので、観光地と云えども、夜に空いている店は限られている。持参したガイドブックを見た限り、休みになっていない店は「あ蔵」一軒のみ。先ずはそこへ向かってみる。
「高山桜庵」の前から東西に延びる通り(白川街道)を東へ進み、左に曲がるとすぐ「高山陣屋」がある。高山の観光名所の一つ。通り過ぎると赤い欄干の橋。ここを渡るといわゆる旧市街のようだ。「高山市政記念館」がある角を右に曲がり、まっすぐ進むと「あ蔵」の筈だが、通りには、灯りは街路灯のみでどの建物も真っ暗。人っ子一人歩いていないのでやや物騒である。
残念ながら「あ蔵」は」休業だった。日曜日は営業となっていたが、ガイドブックの情報が間違っていたのか、店が臨時休業したのか定かではない。目当ての店がダメだったので代わりに、昼間、白川郷行のバス車内から目を付けていた店に行ってみることにした。
観光地である旧市街の三町筋も真っ暗。途中、「洲さき」と云う名の料亭だけが暖簾を出していたが、流石に料亭で酒だけ、という訳にもいかないので素通り。やがて目星をつけていた「八角亭」に到着。昼間の感じも良かったが、夜は一段と風情がある。暖簾を潜ると、L字形のカウンター席に10数席。上手い具合に丁度、一番奥が二人分空いていた。
席に座って暫く経って気が付いたのだが、カウンター席の部分だけが、靴を脱いで上がるスタイルだった。これじゃ、「高山桜庵」で靴を履いたまま廊下(通常は素足)を歩いていた、中国系観光客を笑えないなと苦笑。
さて腹一杯なので、ビールではなく日本酒。「久寿玉」をいただく。これも高山の平瀬酒造店が醸す酒。やや甘口で米の旨さを感じさせる酒。つまみは突き出しだけでも充分だったが、茹でシャコもいただく。ここはろばた焼きと云いながら、地(山)のものや海のものも出す、色々楽しめる居酒屋である。駅のすぐ傍なのだが、観光客ではなく地元の客ばかりのようだ。今度来る時は、もうちょっと腹を空かせて来なくては。

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八角亭紹介のHP: こちら