どれほど合掌造りの建物が珍しかろうとも、そればかり見ていると、段々そのうちに飽きてくる。もう暫くは見なくても済みそうな気持ち。興味は、店で売っているものや周りに移る。途中、「乃むら」と云う蕎麦屋があったが随分、長い行列が出来ていた。人気なりに美味そうな雰囲気だが、こっちも蕎麦を手繰ってから未だ腹がこなれていないので、「喰い」はとりあえずいい。
そのうち目線はもっと上の方に行くようになる。白川郷はもちろん周囲が雪山で囲まれているが、西の方にはひときわ白い山が見える。全く土地勘が無いので、スマホで探してみると、どうやら野谷荘司山(標高1,797m)という山の様だ。加賀との国境にある山で、尾根をそのまま南下すれば白山へと連なる。そう訊けば、登っても見たくなる。あの山に登れば白山を望めるのだろうか。もし、白川郷に泊まる機会があれば、登ってみたいと思わせる、気高さがある。
ひと通り巡った感じだが、高山へ戻るバスの時間まで、まだ少々時間があるので、再び喉を潤しに店へ。バスの発着所に近い「古太神」という食堂に入ってみた。ここも、外観は合掌造り風だが、中は小奇麗に民芸風。古い民家を利用した居酒屋、というのがこの頃では流行りだが、この店はその先駆けか。そのせいか、注文は食券を買うアーバンスタイル。とたんに、田舎食堂の雰囲気ではなく、何処かのテーマパーク内にあるようなファミリーレストランに入った錯覚。店員も皆、若者。店員がおばちゃんでないと、何となく田舎感が感じられない。不思議なものである。
ビールは頼むとして、そのつまみには何にするか。「飛騨牛コロッケと」とどちらにしようか迷った挙句、「鶏肉のキャベツメンチカツ」(200円)を食べることにしてみた。鶏肉のメンチカツは、有りそうでなかなか見掛けない。しかもキャベツが入っているとは面白い。ジューシーさにはやや欠けるが、割とあっさり美味い。しかし、白川郷の名物にするには、使用する鶏肉は単なる「国産」ではなく、「白川郷産」のブランド鶏を開発すべきと思うが如何だろうか。

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