カミさんが合掌造りを見たいというので白川郷に行くことになった。小生も初めて。白川郷だけを考えれば、北陸新幹線で行く手もあるが、高山で1泊しバス往復するとなると、やはり東海道新幹線ということになるようだ。東海道新幹線も、この頃はせいぜい三島くらいまでしか乗ることが無い。名古屋駅で降りるなんて、ここ20年くらい無かった。
今回、高山本線に乗るのも初めて。岐阜駅でスイッチバックすることも知らなかったので、名古屋駅で座席の向きが逆のまま発車して少々驚く。それにしても名古屋から高山までは約2時間。東京から足掛け4時間かかる。高山はかなり遠い処だ。名古屋までの「のぞみ」はほぼ爆睡状態で、ビール1缶呑むのが精一杯。安上がりに済んだ。
「ワイドビューひだ」車内はほぼ満席。海外からの旅行客もそれなりに乗っているようである。このJR東海キハ85系に乗るのだって初めて。シートピッチは1,000mmと、JR系にしてはかなり意欲的である。座席スペースが通路より200mmほど高くなっていてかつ、窓も天井付近まで高くなっているのは、窓からの眺めに配慮したものだろう。
東京駅で買って、ぬるくなったハイボール(リザーブ&ウォーター)を開ける。岐阜駅から前向きに進むようになる。ここから先は全線単線区間。岐阜から高山まで136.4kmもある割に、「ワイドビューひだ」がほぼ2時間で結んでいるのは、まあ頑張って走っている感じはある。その分、緩行列車にしわ寄せがいっているのかも知れない。
途中、なかなかの渓谷美のところがあるな、とか、ちっとも雪があらわれないな、とか思いながらもいつの間にかまた熟睡。気が付けばまもなく高山、結局、ハイボール1缶で着いてしまった。毎度こんなに、安上がりにはいけばいいのだが。
それにしても、辺鄙な山の中に忽然と高山の街が現れた。こんな場所に街が発達した歴史に、少々興味が湧いてきた。

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