小烏山から東御殿に登り、「花かげの湯」で温まった後、塩山駅から高尾行に乗車。現在、普通電車の主流は211系となっているが、この211系にはセミクロスシート車両(0番台、6編成)とロングシート車両(2000番台、8編成)の場合がある。今朝の下り電車もそうだったが、塩山から乗った電車もロングシート。この頃何故か、ロングシートに当たることが多い。
全てロングシート車両しかないのであれば、むしろ諦めもつくが、そうではないので多少期待してしまう。他の乗客を気にして酒が呑めないのもそうだが、車窓からの眺めもロングシートではいただけない。正直云って、ロングシートとセミクロスシートとでは、電車旅の印象は丸っきり異なる。できれば週末には通勤電車には乗りたくない。ましてや、良い気分になった山の帰り。そこんとこ、判ってくれませんかね、JR東日本。
ところで、トイレが付いている末端車両では、トイレの向かい側だけ、クロスシートが半分付いている。ロングシートのままだと、トイレから出てくる客とロングシートに座っている客とが眼を合わす恐れがあるため、それを避けるための配慮だと思われるが、半分だけにするのは、出来る限りロングシートにしたいと云うJRの執念を感じる。そこまで頑張ることもないのに。
こちらも少々執念を出して、その片側クロスシートがある部分に座った(我々は5人なので、3人はロングシート)。さいわい、今回乗った塩山駅15時59分発の中央線普通電車は、ガラガラだったので左程、他人の目を憚る雰囲気でもなかった。ともあれ、酒ボトルとコップとつまみを取り出して宴開始。黄昏時の景色も肴に、なんとか楽しめた。

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