銀座6丁目にある「ヴィラモウラ」へ入ろうとしたときに、あれっ、「しぇりークラブ」が直ぐ傍だ、と気が付いていたので、「ヴィラモウラ」を出た後、やっぱり寄ってみることにした。こういう時でもないと、なかなか来ることが無い。久しぶりの入店だ。初めて入ってから、なんだかんだ30年ぐらいは経ってしまった。
シェリー酒専門のバー(とは云え、ビールや普通のワインを置いてない訳ではない)はもちろんその頃でも珍しかったが、それは今でも同じ。この店で、シェリー酒は、超ドライから超スイートまで、実に幅広いと知ってからは色々と試してみたが、結局、今は超ドライ(いわゆるフィノやマンサニージャ。ティオペペもフィノのひとつ)しか呑まなくなった。
階段を上がると、店内の雰囲気は殆ど変っていないが、店員はすべて女性になっていた。営業方針を変えたようである。とは云ってもドレスを着ている訳ではない。皆さん、ソムリエスタイル。カウンター席に座っていた常連と思しき男性二人が、なんで日本ではシェリー酒ができないんだろう、と管を巻いていた。そのせいではないだろうが、今日は随分と空いている。テーブル席には誰もいない。前回は何年前か覚えていないが、かなり一杯だった。そう云えば、満員で入れなかったこともあった。 
我々はカウンター席ではなく、奥のテーブルへ。席に付いたら、テーブルに置かれたシェリー酒リストを眺め、気に入ったものをオーダーする。特に頼まなくても、シェリー酒と共にチェイサーも付いてくる。何となく銀座風。つまみには、からすみの盛り合わせとチーズを注文。からすみはボラだけかと思っていたら、タラやマグロのからすみがあるのを知った。
ちびちび呑んでいるうちに、若い女性集団がやってきた。これから女子会のようである。やはり、店が銀座にあってお洒落だから、というだけでなくシェリー酒は女性にもウケるということだろう。オヤジ居酒屋ではこのような光景は見ない。
だいたいこの店に来るのは2軒目が多く、なんとなく呑み足りない時に来る感じだ。しかし、そもそもシェリー酒とは食前酒。その法則に反した呑み方をずっとやってきたし、今日もそうだった。たぶん、次回もそうなるような気がする。

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しぇりークラブのHP: こちら