先日の「カラチの空」に続いて、ヤシオスタン訪問第2弾。店の扉を開けると、かなり照明が暗くDeep感が漂う。でも良く見ると、かつてはスナックだった店舗を居抜きで、パキスタンインドレストランにしたような風にも見える。調度品はすべてパキスタンかインドのもののようなので、もはや、勿論スナックの雰囲気とは違う。先客は2組、3人のみ。うち、2人は日本人だったようだ。我々も含めると、客全体の80%が日本人と云うことになる(母集団が少ないので統計的な評価は難しいけど)。先日の「カラチの空」に較べると、少々違う傾向の様だ。
小生はスペシャルランチ(マトンビリヤニ、ヨーグルト、ドリンクで978円税込)、カミさんはCランチ(カレー2種類、ナン及びライス、シーカバブ、チキンティッカ、サラダ、ドリンクで1,081円税込)を注文。ただし、Cセットはナンだけで、ライスは断った(両方付いていること自体、凄い)。ここにはビールが置いてあった。ハラルフードの店にしては有難い。ここだけは、インドスタイルということか。有難く、しかし(カミさんの手前)遠慮がちに注文。
スペシャルランチとは、日曜日だけの限定メニュー。何故それがビリヤニなのか、それは作るのが面倒で、一度にまとめて作る必要があるから、であろう。普通、日本にあるインド料理店で、恒常的にビリヤニを出す処はまず見ない。元々インド料理ではないという点もあるだろうが、やっぱり作るのが面倒なのだろうと思う。では、何故、ヤシオスタンのパキスタン料理店には普通にあるのか。これは全く推測だが、それに見合った需要がある(≒パキスタン人が多く住んでいる)と云うことではなかろうか。
マトンビリヤニは、とっても食べきれない量、出てきたが(残りを持ち帰りたいと申し出ると、快くパックに取り分けてくれた)、ひと口頬張ってみると、びっくりするほど美味い!米はパラパラにできていて、さすがプロは上手だと感心。とてもスパイシーで美味い。以前、インドのムンバイで喰って、感動したビリヤニを思い出した。
ヨーグルトがついてきたが、きゅうりとかが入っていて少々塩味がする。これは「ライタ」というシロモノで、ビリヤニに掛けて食べるものらしい。スパイシーさを、ヨーグルトで和らげたい方はどうぞと云うものだろう(ビリヤニそのものにも、ヨーグルトはふんだんに使われている)。
正直云って、インド料理とパキスタン料理の違いは良く判らないが、一説によると、ビリヤニだけでなく、キーマカレー、タンドリーチキンは元々パキスタン料理らしい。が、我々には全く判らない。インド人は態度が大きいから、パキスタン料理をインド料理に取り込んで、何食わぬ顔をしているだけかも知れぬ(ごく個人的見解です)。
ウェイター(ナンも焼いていたので、もしかして店主か? )だけでなく、わざわざシェフも、今日の料理はどうだったか訊きに来た。なかなか商売熱心だ。ビリヤニが喰いたくなったら、是非、またここへ来たい。

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