この頃、埼玉県八潮市にパキスタン人コミュニティが出来ていて、美味いパキスタン料理店があるという情報を仕入れた。どうも中古車や絨毯の販売を生業としたパキスタン人が住み着いているようである。足立区の北隣りという、東京から近い割には不動産価格が安いのが理由なのかもしれない。パキスタン人は、八潮のことを「ヤシオスタン」(競走馬の名前ではない)とも呼ぶそうだ。
八潮市にはこれまで鉄道の駅が無く、陸上の孤島のように云われていたのだが、隣りの三郷市と同様、つくばエクスプレスが通ったおかげで、この頃マンションが多く建つようになり、新たなベッドタウンとして成長している。
八潮には現在、パキスタン料理店が3軒あるそうである。今回はその中から「カラチの空」へ行ってみた。いかしたネーミングだ。どんな空なのか興味が湧いてくる。
店に着くと、外観だけでもやけにローカルな店であり、ディープ感いっぱいである。内装もしかり。こんな店は普通、日本にはない。そもそも、日本人客をあまり意識していないところがなにしろ凄い。そのうちパキスタン人と思しき客が三々五々、普通に入ってくる。作業着でやってくる者もいる。でかい声で店員や他の客と話している。何を云っているのかさっぱりだが、パキスタン語(ウルドゥ語)だろうか。ここが日本であることを忘れそうだ。
メニューを開くと、一応、日本語で書いてある。壁にもメニューが書いているようだが、こちらは日本語ではない。アラビア文字っぽいので、これもウルドゥ語なのだろう、さっぱり読めない。2種類のカレー(ほうれん草とマトン)セットと、ガーリックチキン(これがハリームと云うシロモノか?)を注文して見る。セットには、ナン、サラダ、タンドリーチキンとドリンクが付いてくる。カレーはどちらもそれほどスパイシーではない。これがパキスタン風なのだろうか。ガーリックチキンも辛さは無い。でも初めて食べる味で、なかなか美味い。どれもかなりボリュームがある。
惜しむらくは、この店にはビールを置いていないこと。そもそもパキスタンはイスラム圏なので、呑めないのは当たり前なのだが、少々残念(とあるWeb記事によれば、持ち込みOKのようである)。でも、またランチには是非来てみたい。メニューは豊富なので今後が楽しみである。
(写真は何れもスマホ画像(Galaxy S6)なので、シャープさはご勘弁を。)

20150531_112643

20150531_112655

20150531_112710

20150531_112956

20150531_113206

20150531_113209

20150531_113404

20150531_113409

20150531_113413

20150531_113418

20150531_114532

20150531_114536

20150531_114544

20150531_115046

20150531_121149