仙元尾根を下って浦山大日堂からタクシーに乗り、「クラブ湯」直行(山の記録はこちら)。今日は意外に涼しかったせいもあり、汗はそれ程かいていないが、それでもやはり、真っ先に行きたいもの。
入店は午後3時過ぎとなり、前回より遅かったせいか、意外に混んでいる。脱衣所に、これほど脱衣籠が拡げられているのを見るのは初めてだと思う。それも皆さん、地元の方々ばかりのようであり、我々だけが異邦人。
女将さんに、前回訊きそびれた、値下げの理由を訊いてみたら、「値下げじゃなくて、20円値上げしたの~」と仰る。でも張り紙にはたしかに「410円→430円」と書いてあり、その「430円」を横棒で消して「370円」と手書き修正されている。
相変わらず熱い湯船に浸かりながら、女将さんの言葉と張り紙の記述が両立するケースをつらつら考え、のぼせないうちに気が付いた。たしかに埼玉県共通の公衆浴場入浴料金は昨年、410円から430円へ20円値上げしたのだろう。でもここ「クラブ湯」は元々が410円ではなく、350円だった訳だ(前回来た時に、350円払ったかどうかは全く思い出せない)。
張り紙自体は、銭湯組合から配布されたものであるため、「410円→430円」と印刷されていた。それを流用した為に「430円→370円」のように勝手に思い込んでしまった訳である。でも何故、「クラブ湯」が埼玉県の統一料金よりも安くしていた、安くできたのかが疑問として残る。
あとで調べてみると、県のHPには「一般公衆浴場(銭湯)の入浴料金は、物価統制令に基づく統制料金であり、県公衆浴場業生活衛生同業組合からの料金改定申請を受け、知事が県公衆浴場入浴料金審議会に諮問し、その答申を踏まえて知事が統制額(上限額)を決定します。」とある。つまり「上限額」であって、これを下回るのは構わないということか。ふ~んまあ納得。それにしても、「クラブ湯」は統制料金より60円も安い入浴料でやっていることになる。見掛けに寄らず(失礼!)経営が上手という訳だろうか。 

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