「佐留丹」でだいぶいい気持になったのだが、せっかくなのでハシゴしてみる。同じ飲み屋横丁をちょっとだけ駅へ戻った処にある「千住の永見」を覗いてみると、座れそうなので入ってみた。ここは2階もあって、居酒屋としてはかなり大きい方だが、混んでいて入れないことが間々ある。個人的に久しぶりの入店。以前はすべて会社帰り。平日の夜はオヤジ達の溜まり場であるこの店は、本来、山の格好は似合わないが、今日は土曜日のせいか、若者たちもいて少々カジュアルな雰囲気になっている。平日は忙しくて無愛想な店員も、今日は心なしかちょっぴり丁寧に感じる。
北千住西口には、呑ベエオヤジに愛されている名物居酒屋がいくつかあるが、ここもその一つ。「大衆居酒屋」という云い方がぴったりくる店である。オヤジ達による、ざわめきが程良い感じ。若者の集団や、女子会がやってくる店だったらこうはいかない。この店で、絶叫や馬鹿笑いは呉れ呉れも止めて欲しい。ここのカウンター席ならば、ひとり呑みが出来そうな雰囲気がある。
この界隈は、飲み物が焼酎系の居酒屋が多いが、ここ「千住の永見」は見掛けによらず、日本酒の種類も豊富で、ワインだってあるオールラウンドな感じ。が、何故かホッピーやハイボールは置いていない。こういったところは、先代が築き上げたスタイルを守る、見掛け通りの頑固そうな一面である。
壁には料理が書かれた短冊がずらりと並んでいるが、ともかくここの名物料理は「千寿揚げ」である。にんにくがごろっと入っているバージョンもある。何故「千住」でなく「千寿」なのかは聞いたことが無い。基本的にはさつま揚げの部類なのだが、ふわふわ熱々で、タマネギがたっぷり練り込まれており、そのせいか甘みが強い。今日はもうだいぶ喰って呑んだ後なので、もうこれ以上料理は頼めない。この店はメニューが豊富で、まだまだ食べたことがないものがある。次に来るときは、いの一番で入ってゆっくりと楽しんでみたい。 

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