鶴寝山でニリンソウに出会った(山の記録はこちら)あとは、凡そ3年ぶりに「小菅の湯」に下ってさっぱりした。いつものように湯上りはビールを求めて、食事処「ひのき」に入り込む。大広間は閑散としている。ふとメニューを見ると、ここは一品料理が充実しているのに気付く。いわな刺身を注文してみた。川魚の刺身を肴に呑むビールも乙である。
かつては、山梨県ではあっても、奥多摩の西の果てというイメージが強かった小菅村だが、その後、上野原駅から松姫峠までのバス線が開通するようになると、山梨の、しかも上野原文化圏にも影響を受けるようになった。この頃は、大月駅と繋ぐ路線も出来たようだ。こうなれば、やはりここは山梨県の一部だとつくづく感じる。
ついでにいうと、奥多摩駅7時25分発が一番バス(間に合わない~(T_T))、次が10時33分発(遅すぎる~(T_T))なので、埼玉くんだりからやってくる登山者にとっては、全く利便性に欠けるバスダイヤである(西東京バスさんよ、これじゃ富士急山梨バスに敵わないですよ)。
ところで小菅村の人口は、なんと700人を割っているそうである(Wikipediaによる、2015年2月現在の推定人口)。いったい何人いたら地方自治体として維持可能なのだろうか、と心配になる数字である。村内に棲息している鹿の数の方がはるかに多いだろう。「もし世界が100人の村だったら」なんて詩があったが、それほど絵空事ではない。ちなみに小菅村役場の職員数は15人ほど。一人で何役もこなす必要があるだろうなあと思う。
他の村の人口を調べてみると、隣りの丹波山村(山梨県)は600人を割っていた。最少の青ヶ島村(東京都)に至っては200人を割っているが、こちらはここ数年殆ど推移に変化が無い。一方、小菅村も丹波山村も、毎年着実に減っていて、もうあと10数年経てばゼロになりそうな勢いだ。
地域の活性化策などで、自治体の魅力を増す取り組みが為されているものの、結局は雇用を生み出せるかどうかにかかっている。いくら「小菅の湯」や「道の駅こすげ」が魅力的で、観光客が集まるからと云って、直ちに雇用が増えると云う訳でもないだろう。これを根っことして、地道に広げて行くのが唯一最善の方法かもしれない。

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小菅の湯HP: こちら