正丸から旧正丸峠、初花、萩ノ沢山、岩菅山、二子山と辿って、芦ヶ久保までなかなか変化があって、二子山を除けば大変静かな山行だった。旧正丸峠から先、岩菅山を巻きながら芦ヶ久保へと繋がる一般道に出るまでの間は、昭文社の「山と高原の地図」には破線すら記載が無い。しかしそのうち、旧正丸峠~初花間は道幅も広く、立派な道標もあり、いつ赤色の実線又は破線にしても可笑しくないと思われる一方、初花から岩菅山までは所々の木々にテープが巻いてあるものの、踏み跡も不確かな、いわゆるバリエーション。「山と高原の地図」では扱いが同じでも、その実、歩いてみると全く違うのはなかなか興味深い。
最高到達点である二子山雄岳から芦ヶ久保駅まではほぼ1時間、今日は気温が高めなので下りでも汗が出る。以前から、芦ヶ久保駅前に道の駅があることは知っていて、いつか立ち寄ってみようと思っていたが、今回、漸く実現。それも、あと5分後の14時25分発の電車に乗ろうかどうしようか、というところだったのだが、折角だからそのあとの53分発までゆったりしようと意見が一致、めでたく食堂に入った次第。汗が引かないうちにビールを呷るのは、冬であっても幸せになれる。このひと口のために山に登っていると、つい云ってしまいそうだ(もちろん、それだけじゃないけど)。
意外に賑わっているのは、ちょうど氷柱のイベントをやっているからだろうか。冬は人影疎らな芦ヶ久保界隈だが、ここだけは別世界のようである。道の駅には農産品直売所があるのが普通。芦ヶ久保はフルーツ狩りが有名で、いちご、プラム、ぶどう、りんご等がウリなのだが、この季節ではどれも季節外れで見あたらない。で色々見ているうちに、以前、秩父の蕎麦屋「立花」で食した秩父特産「しゃくし菜」を発見、ゲットした。
ところで、写真を取り損ねたので横瀬町の観光WEBサイトから拝借したのだが、ここ横瀬町には「ブコーさん」なるイメージキャラクターがいて、キーホルダー、缶バッジ、マグネット、ストラップがこの道の駅限定商品になっているようである。でもこのキャラクターの顔面が、かなり削り取られた武甲山の現状とイメージがダブるので、ちょっとビミョーである。

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