年の瀬、銀座itoyaでの買い物ついでに、かるくワインが飲めると云う店に行ってみることにした。昭和通りから東へ入った路地裏。例の思い切りレトロな「酒蔵秩父錦」は直ぐ傍。テルミニと云う名の、16席で一杯の小さな店。まさにローマ市街の路地裏にでもありそうな佇まいである。入口に、この店はレストランではありません、ワインを飲めない人は入店ご遠慮下さい、と書いてある。気に入った。
17時入店。扉を開くと、既に若い女性6人組が忘年会の如く盛り上がっている。予め電話したときに、18時までだったらOKと云われているので、飲み物は先ず生ビールとグラス赤ワインをおまかせで、料理はカポナータ(730円)とリンゴと白菜とゴルゴンゾーラのサラダ(780円)、エゾ鹿と仔牛のミートソースタリアテッレ(1,550円)をささっと注文。先ず出てきたワインはシチリア島産とのこと(銘柄は聞いて直ぐ忘れた)、結構スパイシーでベリー系の香り、いける。サラダにゴルゴンゾーラを使ったのはあまり記憶にないが、やはりかなりの存在感。悪くない。エゾ鹿と仔牛のラグーは意外に上品な味で、どこがエゾ鹿的なのかは良く判らない。でも、美味い。
ところで、そうこうしている間に、我々を含め14人が入店したが、うち男子は4名のみ。たぶん小生が最年長。何れも女性同伴。つまり、男子二人で来たりすると相当、目立つ感じの店である。しかし、昨今、親爺が安住できる店が呑べえ女子連に脅かされてきていることを踏まえれば、親爺達はこういう店で反撃しとかないといかん、とつくづく感じる。ここへ男子同志でも気軽に入れるようになれば、日本はもっと良い国になるだろう(と個人的に勝手に思う)。

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