今日の番外編は「駒形どぜう」で、大学同期4人での忘年会兼プチ同窓会。個人的にも随分と久しぶりの入店。レトロ感満点の外観。店に入るとすぐ、甘辛い割下のにおいに包まれる。下足番に、予約している旨を伝える。1階の板の間、いわゆる入れ込み座敷が一番風情があって良いのだが、ここは予約不可。上の階も既に予約で一杯だったので地下階に通される。
ほぼ満席状態でかなりの賑わい。すっかりへべれけ状態の組もあって、相当早い時間から一杯やっているらしい。みんな揃ったところでビール。この店はこだわりがあるのか、ビールはアサヒの瓶ビールのみ、日本酒も基本的には「ふり袖」である。ビールの後は、ひたすら「ふり袖」の熱燗にした。肴は当然、どぜうなべである。
HPには「・・・駒形どぜうの看板は「どぜうなべ」。厳選したどじょうに駒形どぜうならではの下ごしらえをしています。まず、生きたままのどじょうに、たっぷり酒を振りかけ、体内の水分がすっかり酒に入れ替わり、泥酔状態になったところを、味噌汁でゆっくり煮込みます。」とある。果たして「体内の水分がすっかり酒に入れ替わり・・・」という状態になったら、もうどじょうはお陀仏している筈なので、「泥酔状態」という表現は相応しくないように思われる。逆に、「泥酔状態」が正しければ、体内の水分が多少アルコールに置き換わった程度と思われる。何れが正しのかは別として、なべが出てきた段階で、泥臭さが無いことはもちろんのこと、どじょう特有の小骨は何処かに行ってしまった如く、口の中に入れると蕩けて何も残らない。箸でつまみ上げるのがなかなか難しいほど柔らかい。この製法を編み出したことが、この店の成功の鍵ではないかと思う。
どじょうなべは、テーブルの上で炭火が入った桶で温めながらいただくのがまたいい。ねぎはたっぷり山盛りがポイント。ここには柳川なべもあるが、こちらは既に卵でとじた状態で供される。他にもくじらなべやなまずなべ等もあるが、それはまたの機会にすることで、今日はひたすらどじょうなべ。気が付くともう看板の時間で、残っているのは我々だけ。たらふく喰って呑んでひとり5,500円。すっかり身体も温まり、満足感たっぷりの「駒形どぜう」だった。

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駒形どぜうのHP: こちら