本社ヶ丸に登った帰り、当初予定では「法能温泉」に行ってみるつもりだったが、なおちゃんリサーチによれば、ボイラーの故障で風呂は一つしか沸かせず、男女が交互に入るしかないとのこと。そんなに時間をかけることもできないので(ホリデー快速富士山2号に乗りたいので)、やむをえず代替案の「泰安温泉」(450円)へ久しぶりに行ってみた。調べてみると、ここも4年ぶりの訪問である。
「温泉」と名前が付いているが、銭湯である。でも普通の銭湯との違いは、せっけん、シャンプーが置いてあることと、(有難いことに)ビールの自動販売機があること。また、1階、2階には休憩室があって、2階からはなにやらカラオケの音が聞こえてくることもちょっと違う(休憩室利用の場合は風呂代込700円)。我々にとっては、この界隈で汗を流せる貴重な場所だが、地元の年配者にとっては単に風呂に入るだけでなく、憩いの場にもなっているということだろう。
更衣室も洗い場も、数名ずつしか使えないくらい狭いが、客の入りもそれに見合う程度で混みあうことは無いようだ。湯船は2つあって大きい方はかなり熱い(たぶん43℃くらいだ)が、小さい方は40℃くらいで丁度良い。湯の色は茶色っぽくなって薬草の臭いがした。風呂から上がったあとビールを飲みながら、アヒルちゃんが女将に訊くところによると、薬湯には「じつぼさん」が入っていると云う。調べてみると「実母散」だ。婦人病向け生薬のようだが、男にも効能があるのだろうか?!
皆でロビーに屯してビールを飲んでいると、女将さんが、休憩室が空いているのでどうぞ、と云ってくれたが、もうすぐタクシーが来る時間だったので遠慮した。今度来た時にでも、休憩室でまったりしてみたい(でもカラオケは敬遠しておきたい)。

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