焼岳登山のために、今日は麓の宿に着けばいいだけなので、昼食のため松本駅で途中下車。何の気なしにぷらぷらと松本城の方角へ歩いていくと、大名町通りの左手に蕎麦屋を発見、まだ11時を過ぎたばかりだが開店しているようなので入ってみる。テーブル席だけでなく、小上がりも4卓ほどあって、かなり店内は広い。先客は一組だけ。先ず生ビールを注文し、馬刺しと、もり蕎麦も注文。蕎麦は後で、とうっかり言い忘れたおかげで、馬刺しとそばが一緒にやってくる。仕方ないので、先に蕎麦をいただく。細打ちだが十割そばのせいか、麺は相当に短い。適正な長さを「饂飩一尺 蕎麦八寸」というそうだが、これはせいぜい四寸くらいである。蕎麦粉の香りは結構する。が、のど越しは全くないのは、明らかに茹で過ぎのせい。薬味の山葵はどうみても練り山葵で、乾燥しかかっていて汁に溶けない。返す返すも残念である。
かなり動揺したものの、気を取り直して日本酒を注文、若い店員に聞くと即座に答えられず、奥に戻って聞いてきてから「山清(さんせい)です」と答えた。松本にほど近い坂北の造り酒屋らしい。おそらく本醸造だろう、酸味がやや強い感じもするが飲み飽きないタイプ。これは馬刺しと良く合う。馬刺しは筋も少なくとろける。うーむ、蕎麦屋に入って言うのも酷だけど、この「山清」と馬刺しがあればまったりとした昼は過ごせる。出来れば今後、観光地であることに慢心すること無く、蕎麦切りの向上に努めてくれると有り難い。

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