「志婦や」を出た後、まだ時間が早いので(というよりもやや喰い足りない気分だったので)、ホッピー通りに繰り出してみたが、どの店も半オープンな店構えで、茹だるような今日の陽気ではあまり快適そうではない。そこで、つくばエクスプレス駅寄りの水口食堂に行ってみた。ここで「水口食堂」と書いたが、正確には「食事処 酒肴 浅草 水口」である。土日は朝9:00からやっているらしい(ということは、朝9:00から飲めるという意味でもある)。1950年創業。メニューは何と100種類以上あるらしい。しかも、丼物やパスタを除けば、全ての料理は単品か定食(ご飯と味噌汁付)のどちらも選択できるという、右党でも左党でも、いっしょにどうぞというシステム。お酒が飲める大衆食堂というのは時々あるが、定食メニューのおかずが全て酒の肴になってしまうところはなかなか無く、実にすばらしい。
扉を開けると1階はほぼ満席。ではこちらにどうぞと、女性店員に連れられて2階へ上がると、我々以外に一組だけ。でも次第に客が増え、いつのまにかテーブル席はいっぱいになってしまった。ビールと共に注文したのは、定食屋らしく、「自家製ポテトサラダ(380円)」、「メンチカツ(630円)」、そしてこの店の名物「いり豚水口オリジナル(580円)」。「自家製」というのと「水口オリジナル」という、ネーミングの使い分けが少々気になる。「ポテトサラダ」は舌触りが実になめらかで味もマイルド。マヨネーズは自家製なのかも知れないが、料理そのものは「自家製」というよりも「オリジナル」って感じで、独特の美味さがある。次に「メンチカツ」。結構なジューシーさで、ビールに良く合う。忽ち平らげる。
店が混んできたせいか、その次の「いり豚」がなかなか出てこないな、と思った矢先、若い女性店員(って死語かな。今時はホールスタッフか)が、わざわざ「すみませんが、もう少々お待ち下さい」と言いに来た。なにも言ってないのに・・・。程無くしてちゃんと「いり豚」がやってきた。デミグラスソース的な味がするので、ビーフストロガノフのポーク版という感じだが、酒の肴としても結構イケる。豚肉を使ったところは確かに「オリジナル」かも知れぬ。さて、食べるものを食べたしそろそろ帰ろうかなと思いつつ見回すと、件の店員と一瞬眼が合ったと思ったら、すぐさま伝票を持ってきて「会計は1階でお願いします」と言う。なにも言ってないのに・・・。まるでテレパシーを感じたかの如くの応接にいたく感心した(本当にテレパスかも知れないが)。テレパスでなかったら、是非うちの会社で働いてもらいたい。

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店のHP: 水口食堂