山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

今週の山行の主目的は中央分水嶺の上信国境にある御飯岳。2年前、四阿山に登った際に、時間が掛かりそうだと思い御飯岳往復を割愛してしまったので、今回はその後始末のような山行である(山行記録はこちら)。つい6月8日に梅雨入りとなったので雨は覚悟の上だったが、結果的には降られることは無かった。
長野電鉄須坂駅からタクシーに乗り、長躯、毛無峠まで上がった。ここはもう標高が1,823mもあるので、山頂までの標高差は300m強しかない。とっても楽ちんなのだ。御飯岳の山頂は針葉樹に覆われていて眺望が利かないけれど、その手前までは灌木しかないので眺めが良い。その灌木帯にはミツバオーレンヤやイワカガミが丁度見頃だった。
登頂を果たし毛無峠まで戻ったら、一昨年と同様に破風岳を登る。こちらも喬木は殆ど無い。破風岳から先は土鍋山へは向かわず、乳山牧場方面へと緩やかに下る。次第に針葉樹林から白樺林に変わる頃、ムラサキヤシオがチラホラ咲いている。
さらに下ると今度はレンゲツツジ。五味池破風高原に近づくにつれ数は増し、最後は見渡す限りのレンゲツツジ畑となった。それも丁度見頃。ここはもう観光地だ。それでも実際にやって来ている観光客は数えるほどで、人気が無いらしい。この時期、信州には他にもレンゲツツジの名所はあるだろうから、わざわざここへやって来る理由が無いのかも知れない。レンゲツツジ畑にはワラビも沢山、芽を出している。ワラビ取りが300円、ガイド付きで500円という看板があった。
その看板の傍に小屋(管理棟)があり、その中に売店があった。覗いてみると、キリン・ハートランド(850円)を売っていたのですかさずゲット。店の人は、奥にある避難小屋を使って良いという。渡り廊下を辿って行ってみれば、やや古びてはいるがシチュエーションは最高、避難小屋にしておくのは勿体ない感じ。いい気分でハートランドをグビっとやった。

001 【第1日目】タクシーで毛無峠に到着。9時22分
002 梅雨にしてはまずまずの天気。
003 ここも中央分水嶺。
004 これから先ず御飯岳を登る。
005 その次には反転してあの破風岳を越えていく予定。9時27分
006 かつて日本で2番目に大きい硫黄鉱山だった。
008 風はやや冷たい。
014 御飯岳にガスが懸っている。
018 結局、この辺りが一番よく咲いていた。
021 ミツバオーレンとイワカガミその6。
022 いったん下って・・・
024 遠くに見えているのは四阿山か。
029 おや、御飯岳山頂だ。10時59分
030 ほぼ1時間半で着いた。
038 遠くの山は見えなくなった。
044 毛無峠が見えてきた。
047 こういう人達。
050 標高差170m余。
055 きれいな色。
056 あそこが破風岳山頂。
058 破風岳直下にシャクナゲ。
059 破風岳山頂。バックは御飯岳。
064 刈られていないと大変だろう。
067 開けたところに出た。
080 またレンゲツツジ。
082 五味池破風高原のレンゲツツジその2。
089 五味池破風高原のレンゲツツジその9。
091 五味池破風高原のレンゲツツジその11。
092 五味池破風高原のレンゲツツジその12。
095 五味池破風高原避難小屋でビール。14時25分
099 五味池破風高原避難小屋からの眺めその2。
101 五味池破風高原避難小屋からの眺めその4。

「新橋ときそば」に入ってみようと勇んで行ってみたら、店の前に待ち人の列ができていた。なのですぐ諦めて別の店を探すことにした。そこで見つけたのが、新橋6丁目の赤レンガ通りに面した「西安刀削麺酒楼」という店。
その名の通り、刀削麺をウリにしている店のようである。この手の店は結構、新橋に多くてもう何軒か入った。基本的にコシが強い方が好きだが、そうでもない店も結構ある。ここはどうだろうかと思いつつ、暖簾を潜って店内へ。
それなりに客は入っていたものの、問題なく座れた。店内はざっと30席ぐらいある広さ。男性さらりーまん客が多くて、女性は独り客と二人連れの片割れだけ。早速ランチメニューを見ると、予想通り刀削麵がずらりと7種類ある。刀削麺以外のランチセットもあるけれど、やはり刀削麺を外す訳にもいかないかな。
あまり辛いのは食べたくないけど、刺激が無いのももの足りないかなと思い、酸辣刀削麵(830円、PayPay可)にしてみた。すると中国系女性店員、パクチーはOKか聞いてくる。もちろんOKですよ。席には、使い捨て紙エプロンが置いてある。これはありがたい。この頃、麺類の喰い方が雑になってきたと感じるくらい、シャツやネクタイにシミをつけることが増えてきた気がするのだ。そういえば以前、会社の同僚で紙ナプキンでネクタイを包み、それをネクタイピンで留めてラーメンを喰うひとがいたっけ。ちょっと恥ずかしいので出来ない。
間もなく酸辣刀削麵がやってきた。見た目辛そうだが、スープを飲んでみてもそれほどではない。酸味も辛みも利いていて、それが程々で予想以上に美味いスープである。麺は程よいコシ。量的にも十分だしコスパも悪くない。これまで結構、酸辣麵を手繰ってきたが、ここはかなり上位に来ると思う。スープはほぼ、飲み干してしまった。塩分摂り過ぎだ。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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新馬場駅近くの町中華で焼売を喰っただけではさすがに一寸満足できないので、もう一軒。最寄りの品川駅周辺や蒲田駅周辺へ行くのもひとつの手だが、せっかくの機会なのでもうちょっと足を伸ばして川崎へ行ってみることにした。
川崎には行ってみたい店があって、それが「丸大ホール本店」という居酒屋。以前、職場が川崎だったことがあり、2004年頃に入ったのが一番最近の記憶だと思う。ここは午前10時から通しでやっているとてもエラい居酒屋である。川崎といえば競輪場、競馬場があるので、すったギャンブラーが残りの金を握りしめてやって来て憂さを晴らすような店である。
この店は土曜日が休業日、而して山の帰りにはなかなか入る機会が無いので、今回ようやく入れた。店の前に立つと、見違えるほどきれいになっていた。この店だけでなく周囲もきれいになった印象だ。店内も随分小ざっぱりしていて、かつて日雇い労働者たちが屯していたような、味のある雰囲気は無くなっていた。
それでも以前と同じなのは、一人客が多いことと、特に騒いでいる客もいないこと。皆、会話控えめに黙々と呑んでいる。6人掛けのテーブルが6つと小上がりがある。小上がりは使っていない様子。ほぼテーブル席は埋まっていたが、独り客が3人座っていたテーブルに相席させてもらう。
この店は基本、大衆食堂なのだが、食事だけの人はほぼ居ない。相席もこの店ではごく普通のこと。かつては(「いづみや本店」のように)もっと長いテーブルだったような気がする。お品書きが壁に貼られた短冊であるところも「いづみや」と同じだ。とりあえず日本酒を頼む。「利休」という銘柄で大徳利で450円という安心価格である。
つまみには、肉豆腐、枝豆かき揚げ、ハムカツを注文。肉豆腐は懐かしい味だった。

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今月の「月いちオヤジばっかり居酒屋ツアー」(またの名を「一水会」)の参加者は2人だけ。2人だけだったらどんな店にも入れるからある意味、気が楽である。今回の場所は北品川エリア。京急線北品川駅には初めて降りた。
何故北品川かといえば、品川駅の東側に日本最大の屠畜場(今は「食肉処理場」と呼ぶ方が一般的。品川の場合は「食肉市場」と呼んでいるようだ)があるせいで、そのすぐ南側にある北品川界隈にはかつてもつ焼き屋が軒を連ねていた。そこを訪ねてみようかという魂胆である。
品川駅の南側に、何故「北品川駅」があるのか。頭が混乱するのは、そもそも品川駅を品川区でない、港区に作ってしまったのが間違いの始まりだ。つまり旧国鉄が悪い。でも品川駅開業は明治5年のことだから今更の話だ。
品川区北品川と南品川との間に目黒川が流れているので、その辺りが品川の中心部ということになる。駅で云えば大崎駅と大井町駅の間ぐらい。ちなみに「食肉市場」は港区港南2丁目にあるので、行政区分的にはちっとも品川ではない。
北品川から旧東海道沿い南下してみたが、もつ焼き屋はちっとも見当たらない。もつ焼き屋以外で一杯やれる店も探したが、ランチメニューしか注文できない店ばかり。結局、次の新馬場駅まで歩いたところで諦め、手近な町中華があったので入ってみた。
「栄華飯店」という店。先客は独り客が2人(男1、女1)だけで、黙々と食べているだけ。先ずはビールを頼んでのどを潤す。そこまでは良かったが、つまみになりそうなのは餃子と焼売ぐらい。で、焼売だけを頼んでみた。如何にも手作りだったが、味に特段の感想は無い。もうこの先、北品川駅にも新馬場駅にも降りることはないだろう。貴重な経験だった。

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4人組ランチ会で3人が参加。今日は蕎麦にしよう、蕎麦だったら本陣房にしようということになった。個人的には既に2回入っている「新橋 本陣房」である。新橋にあっては「本陣房」は人気店でかつちょっと高級な店ということらしい。
新橋でランチをするようになってかれこれ1年半、数えてみればたぶん20軒ぐらいの蕎麦屋に入ったことで(ただし、夜しか開けない蕎麦屋には未だ入ったことが無い)、だいたいの勢力分布が分かってきた感じだ。
一概には分類し難い点もあるけど、大まかに云えばこだわり蕎麦屋、老舗蕎麦屋、ニューウェーブ蕎麦屋、大衆蕎麦屋、二毛作蕎麦屋、立喰蕎麦屋の5種類か。いわゆるこだわりの主人がこだわりの蕎麦を打つような店は、新橋にはそれほど多くない印象。「遊喜」、「ときそば」、「竹泉」ぐらいという感じ。でもたぶん、夜だけの蕎麦屋にはきっとある。
老舗蕎麦屋やニューウェーブ蕎麦屋も少ない。前者は「虎ノ門大坂屋砂場」とか「能登治」、後者は「和牛肉そば ごん」ぐらい。やはり新橋はさらりーまんの街、地元の旦那衆とか、新しモノ好きは少ないのだろう。
大衆蕎麦屋はいわゆる真っ当な蕎麦屋専門店、気軽に入れる店で、「おにかけ」や「松美家」、「寿毛平」などが相当すると思われる。この手の蕎麦屋は世の中に一番広く分布しているだろうけど、呑み屋街の新橋では大して目立たない。
二毛作蕎麦屋はその名の通り昼間は蕎麦屋、夜は蕎麦も喰える居酒屋で、「善三郎」、「健美」、「長谷川」辺りがそうだ。立喰蕎麦屋はさすが新橋にはいっぱいあって「小諸そば」、「吉そば」、「さだはる」、「ゆで太郎」、「丹波屋」、「うさぎや」、「かめや」、「おくとね」、「そば作」、「富士そば」、「かんだ冨そば」等々。立喰らしからぬ美味い店も、想像通りそうでない店も、玉石混交である。
で肝心の「本陣房」はと云うと、二毛作蕎麦屋。でもここに来る度に感じるが、毎日こんなに空いていて大丈夫だろうか。今日は、とうもろこしと枝豆のかき揚げ天もり(1,500円)を手繰った。かき揚げは美味かった。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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